「45歳定年」という言葉がニュースになり注目されました。

人生には、たくさんの突然があります。

突然は、精神的なショックだけでなく、お金の予定にも大きな影響を与えます。

今回は、人生の突然に備えるお金の対処方法を紹介します。

人生の「突然」に 備える お金の対処方法

【突然1】収入が途絶えた時の対処方法

45歳定年が話題になったとき「住宅ローンや子育てで一番お金が必要な時なのに」や「今から新しい仕事に挑戦するなんて」というコメントを多く耳にしました。

しかし、人生では年齢に関係なく病気やリストラ、そして給与カットのように突然収入が途絶える可能性はあります

新型コロナウィルスの影響で突然収入が途絶えたり減ったりする家庭がたくさんあります。

支援金などの措置もありますが、手続きからお金を手にするまでには時間がかかります

そんなときに生活を支えるお金が生活防衛預金です。

生活防衛預金は、突然の収入激減やストップに備えた預金です。

一般的に年収の半分は生活防衛預金としておく必要があると言われています。

生活防衛預金は、リスクがある資産運用や金などの現物資産ではなく、いつでも引き出せる預金や現金で持っておくようにします。

収入が途絶えた直後は、生活防衛預金を取り崩すしかありませんが、同時に生活費の緊急時断捨離を実行にうつしましょう。

生活費の中で「何を削り、何を残すか」の緊急時断捨離の線引きは前もってイメージしておきます

そして、いざ収入が途絶えたら線引きした通り実行にうつすのです。

事前に線引きをしておくことで精神的なショックは軽減することができるのではないでしょうか。

とくにボーナス払いや分割払いをしている人は要注意です。

今は、給与カットやボーナス支給ゼロは珍しいことではありません。

まだもらっていないお金を当てにする支払い方法は、とてもリスクが高いことになりつつあります。

ボーナスは「もらって当たり前」と考えるのではなく「臨時収入」と考えて、生活防衛預金に回す方がいいでしょう。

急病や会社都合で突然収入が途絶えた時には対応策があります。

高額医療費や失業給付など「知識」を備えておくことも大切なお金の対処方法のひとつです。

【突然2】子どもが私立を希望した時の対処方法

子どもにかかる教育費

親が「うちは公立」と決めていても、突然子どもが「私立に行きたい」と言い出すかもしれません。

とりあえず志望校の説明会に行ってみると「公立の塾通いと私立の塾なしの総額はほぼ変わりません」と言われ、心が動くことがあります。

さらに高等学校等修学支援金を知ると「うちも私立」と心が変わることもあります。

しかし、実際に入学してみたら塾が必要だったり、学費以外のお金が必要だったりすることが多いのです。

実際に、私立に入学したけれど、お金が続かずに公立に転校する子どもがたくさんいます。

「公立と私立のどちらがいいのか」は、子どもの個性や家庭の考え方によって違います。

大切なことは「私立や大学に行くことになったときを想定してお金を準備しておくこと」です。

幼稚園から大学までに必要なお金は、すべて公立で約800万円、すべて私立で約2,200万円といわれています。

どちらにしても高額で突然用意することは不可能です。

やはり教育費は計画的な備えが必要です。

学資保険は計画的に貯めることができます。

ただ注意点があります。

学資保険の保険金受け取りは会社ごとに異なります。

最近は大学でも推薦入試が増え、18歳秋には入学金の一部を支払うことがあります。

教育費を学資保険で貯めるときには、保険金受け取りが18歳秋までになるようにしておきましょう

【突然3】親の介護が始まった時の対処方法

親の介護は突然やってきます。

そのとき、絶対にやってはいけない対処方法が「自分がお金をだすこと」です。

介護が必要になるということは、親自身でお金を支払ったり、準備したりすることができない状態でしょう。

そうなると、つい「とりあえず自分が払っておこう」と思いがちです。

しかし介護は長く続きます。

塵も積もれば山となるという言葉通り、交通費やオムツ代や食費の負担はとても大きくなり、親子で共倒れになってしまうかもしれません。

突然、親の介護が始まった時の対処方法は「すぐに自治体に相談」です。

ほとんどの人は介護初体験で知識がありません。

自治体に行って介護保険や利用できるサービスの相談をします。

そして、お金の支払いは「親の家計から」です。

親のお金で支払えないようならば、世帯分離をして非課税世帯となることも対処方法のひとつかもしれません。

人生の突然に備える対処方法を紹介しましたが「突然の対処方法といいながらも突然に対処できていないじゃないか」と思う人がいるかもしれません。

その通りです。人生の突然の窮地でもお金を突然増やしたり作ったりすることはできません

人生の突然がいつやってくるかわからない時代だからこそ、今から突然に備える必要があるのです。

突然への対処方法はお金の準備だけでなく、知識の準備も含みます。

備えあれば憂いなしです。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)