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e-Tax申告の手続き方法は3種類。各方法の特徴とオススメを紹介!

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e-Tax申告の手続き方法は3種類。各方法の特徴とオススメを紹介!

e-Taxは混雑する税務署へ行かずに、確定申告書を作成・提出できるので大変便利です。

また国税庁は確定申告会場への来署件数を減らしたい裏事情もあり、e-Taxの利便性向上に力を入れています。

所得税の申告書をe-Taxで行う方法は3種類ありますので、各種類の特徴とオススメの方法をご紹介します。

e-Tax申告の手続き

e-Taxで申告するメリット

e-Taxで申告するメリットは大きく3点あります。

  1. 自宅から申告書を提出できる
  2. 還付金の振り込みが早い
  3. 添付書類の省略

確定申告期間中の税務署は大変混雑しますし、税務署は原則平日しか開庁していません。

そのため申告手続きのために会社を休む方もいますが、e-Taxなら休日や平日の夜に提出できるため、会社を休まずに済みます。

国税庁はe-Taxを推進するため、書面申告だと1か月から1か月半かかる還付金の振り込みを、2~3週間程度に短縮する措置を講じています。

申告期限が近くなると振り込みが遅くなるので、還付金をすぐに受け取りたい人は早めにe-Taxで申告書を提出するのも選択肢です。

またe-Taxだと申告書へ添付する書類が、一部省略されるものもあります。

税務署で確定申告書を提出する際、個人番号を確認するための番号確認と身元確認を行いますので、マイナンバーカード等を持参したり、郵送の際はコピーを添付しなければなりません。

しかしe-Taxはマイナンバーカード等を活用して申告するため、提示や添付が省略できるのも利点です。

e-Tax申告手段1:ICカードリーダライタ方式

ICカードリーダライタ方式とは、マイナンバーカードとICカードリーダライタを利用してe-Tax申告する方法です。

事前にマイナンバーカードとICカードリーダライタを取得し、申告する際はパソコンの設定が必要になります。

従来のe-Tax申告はICカードリーダライタ方式によるものでしたので、引き続きICカードリーダライタ方式で申告しても問題ありません。

ただはじめて申告する方は、ICカードリーダライタを購入するコストと設定する手間がかかるのがマイナスです。

e-Tax申告手段2:2次元バーコード方式

2次元バーコード方式とは、マイナンバーカードとマイナンバーカード読取対応のスマホを利用してe-Tax申告する方法です。

「マイナポータルアプリ」をスマホにインストールし、確定申告書を作成したパソコン等に表示された2次元バーコードを読み込むことでスマホとパソコンが連携し、申告できるようになります。

ICカードリーダライタの役割をスマホアプリが担うことで、ICカードリーダライタを用意しなくてもe-Taxが利用できるようになるため、今年はじめて申告する方にオススメの方法です。

なお一部のスマホはアプリ非対応なため、お持ちのスマホが対応しているか利用前にご確認ください。

参照:マイナポータル

e-Tax申告手段3:ID・パスワード方式

ID・パスワード方式とは、マイナンバーカードやマイナンバーカード読取対応のスマホ、ICカードリーダライタを所持していない人でもe-Tax申告できる方法です。

ID・パスワード方式を利用する際は、事前に税務署で届出手続きをしなければいけませんので、住宅ローン控除の初年度適用など来年以降申告する予定のない方は、ID・パスワード方式の届出のためだけに税務署へ行くメリットは乏しいです。

WEBから届出を行う際はマイナンバーカード等が必要です。

また国税庁はID・パスワード方式を、マイナンバーカードおよびICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応と位置づけています。

したがってマイナンバーカードが普及した際、ID・パスワード方式が廃止になる可能性もあります。

オススメのe-Tax手続きは「2次元バーコード方式」

筆者のオススメe-Tax申告は、ICリーダライタを用意することなく利用できる「2次元バーコード方式」です。

ただどの方法で申告しても有利不利はありませんので、ご自身の利用しやすい方式を選んでください。

なお国税庁ホームページで確定申告書を作成し、印刷して書面提出することも可能です。

e-Tax申告の準備をする時間が無かったり、平日に税務署へ行けない方は郵送で提出することもご検討ください。(執筆者:元税務署職員 平井 拓)


《平井 拓》
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平井 拓

執筆者:元税務署職員 平井 拓 平井 拓

12年勤務した税務署を退職し、ライターとして活動してます。税務署時代は資産課税部門に所属しており、相続税・贈与税・所得税が専門でした。 脱税は嫌いですが、節税は好きです。少しでも税金を身近に感じていただける文章をお届けします。 寄稿者にメッセージを送る

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