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確定申告会場へ行く前に確認しておくべき4つのポイント 元税務署員が解説

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確定申告会場へ行く前に確認しておくべき4つのポイント 元税務署員が解説

令和3年分の所得税の確定申告期間は、令和4年2月16日から3月15日であり、税務署は期間中、確定申告会場を設置して相談対応を行います。

確定申告会場に行けば、税務署職員に相談しながら確定申告書を作成できるのですが、前もって確認しておかないとトラブルの原因となる情報が4つありますので、元税務署職員である筆者が解説いたします。

確定申告行く前に確認すること

1. 確定申告会場は税務署とは限らない

多くの税務署では署内を確定申告会場としていますが、一部の税務署は合同会場や別の場所に会場を設営している場合があります。

たとえば千葉県にある市川税務署の確定申告相談会場は、「ニッケコルトンプラザ 2階コルトンホール」ですし、東京都にある麹町税務署・神田税務署・日本橋税務署・京橋税務署・江東西税務署・江東東税務署は、東京国税局の1階を確定申告会場としています。

署外に確定申告会場を設置している税務署では、期間中税務署内で確定申告の相談対応をしておりません

(相続税や法人税は、税務署で相談対応しています。)

また所得税の確定申告期間は2月16日から3月15日ですが、確定申告会場の設営期間は税務署ごとに異なるため、税務署で相談する際はお住いの場所を管轄している税務署および、確定申告会場・開設日をご確認ください。

2. 閉庁日対応している税務署は一部しかない

税務署は原則として平日しか相談対応をしていませんが、令和4年2月20日(日)と2月27日(日)については、確定申告の日曜日対応している税務署もあります。

しかし全国すべての税務署が日曜日対応をしているわけではありませんので、閉庁日対応の有無は下記のリンク先からご確認ください。

なお日曜日対応する税務署でも、確定申告会場が平日とは別の場所のケースもありますので要注意です。

参考:国税庁「令和3年分確定申告期の確定申告会場のお知らせ(pdf)

3. 確定申告会場への入場には整理券が必要

令和3年分確定申告期間における申告相談をする際、確定申告会場の入場には「入場整理券」が必要です。

入場整理券は

・ 各会場で当日配付

・ または、LINEでオンライン事前発行により取得することも可能です。

LINEで入場整理券を事前に取得する場合、国税庁LINE公式アカウントを友だち追加し、「トーク」画面から「相談を申し込む」を選択してください。

そして相談する税務署および来場希望日時を選択し、「申込」をタップすると事前申し込みが完了します。

相談会場へ行かれた際は、事前申し込みしたことを証明する申し込み完了画面を入場時に提示してください。

なお確定申告会場への入場は、時間単位で区切られており、入場整理券の配付状況によっては当日に相談できない場合もあります。

パイプ椅子

4. 申告の必要書類は電話等で事前確認すること

確定申告期間中の相談は混雑していますし、入場券が必要になる関係上、書類の持参漏れがあれば再度入場券を入手しなければなりません

税務署は相談会場以外に、電話でも確定申告対応をしておりますので、はじめて申告手続きされる方は、電話等で必要書類を確認してから相談するようにしましょう。

なお相談会場と同様、電話相談も大変混雑しますので、電話を掛けるタイミングも重要です。

8時30分ジャストや、昼休憩が終了する13時前、駆け込み相談が増える一歩前の16時など、空いている可能性の高い時間帯を狙ってお問い合わせください。(執筆者:元税務署職員 平井 拓)

《平井 拓》
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平井 拓

執筆者:元税務署職員 平井 拓 平井 拓

12年勤務した税務署を退職し、ライターとして活動してます。税務署時代は資産課税部門に所属しており、相続税・贈与税・所得税が専門でした。 脱税は嫌いですが、節税は好きです。少しでも税金を身近に感じていただける文章をお届けします。 寄稿者にメッセージを送る

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