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相場が不安定な今こそ、支出削減→投資財源を増やそう 月投資額を倍にした節約の実践例5つ

投資 投資哲学
相場が不安定な今こそ、支出削減→投資財源を増やそう 月投資額を倍にした節約の実践例5つ

新型コロナウイルス蔓延による相場の乱高下がひと段落したかと思いきや、今度は米国の金融引き締め策により今年から再度軟調な相場入りをしております。

そんな中、かねてから不安要素だったロシアとウクライナの関係が悪化、ついに軍事侵攻という事態に陥ってしまいました。

予想通りまたもや株式相場は急降下、多くの投資家の頭を悩ませていることと思います。

このような相場において、勝ち続けることは非常に困難です。

個別株式取引のみでなく、安定性が高いといわれている積立投資でさえ資産がマイナスになってしまっている方もいらっしゃるかと思います。

日々の値動きを見るたびに「不安いっぱい」といった方も多いでしょう。

こんな時こそ目の前の相場に一喜一憂するのではなく、次の上昇相場に備えた戦略が必要となります。

筆者の提案は

「今より支出を削減し、投資の種銭を作る」

です。

投資の種銭作りには固定費の削減が最適!

支出削減の鉄則は、毎月かかり続ける「固定費」を削減することです。

実際に筆者が行った固定費削減を紹介したいと思います。

節約で投資財源を増やす

家賃

これまでは関西某府の中心部に住んでいましたが、思い切って郊外へと引っ越ししました。

間取り(3LDK)と駐車場があることは絶対条件だったので苦労するかと思いきや、意外と安い物件が多く、駐車場込みで月3.3万円の固定費削減に成功しました。

これだけで積立NISA1か月分に相当します。

収入で月3.3万円増を達成するなら、税金を加味すると4万円ほどの給与アップが必要です。

一般的なサラリーマンだと、数年かかってしまうレベルです。

引っ越しはかなり手間がかかりますが、その分、インパクトは大きいです。

もちろんさまざまな一時金が必要になりますが、工夫次第で初期費用を抑えることが可能です。

都市中心部に住んでいる方で、地域へのこだわりが必須でなければ郊外へ移住するのもアリです。

ちょっと中心部から外れるだけで家賃は安くなります。

自宅を購入している方については、住宅ローンの見直しをおすすめします。

もちろん全員が金利引き下げに成功するわけではありませんが、金利の相場を知る意味でも動いてみて損はないと考えます。

スマホ見直し

スマホの見直しも必須です。

一昨年4月に大手キャリアから楽天モバイルへ切り替えし、初年度無料という恩恵を受けていました。

大手キャリアの時は月1万円ほど払っていましたが、今は2,000円程度です。

月の金額で考えると大きいものではないかもしれませんが、毎月かかると考えるとその影響は小さくありません。

約8,000円上乗せして投資ができると考えると、結構魅力的です。

保険やサブスクのスリム化

保険については最低限の医療、がん、死亡保障(合計月1万円程度)のみ

サブスクについてはその必要性を再度吟味し、全て解約という結論に至りました。

どんなものに毎月お金を払っているか、意外と把握しきれていないものです。

1つ1つは小さい金額でも、まとまるとそれなりに大きな支出となってしまいます。

徹底的に必要性を再確認されることをおすすめします。

変動費も例外なく見直し、本当に必要なもの以外は買わない!

以前は後述する楽天市場の「お買い物マラソン」で、ポイント倍率アップのためにさまざまな商品を購入していました。

ですが、これは本末転倒

本当に必要なもの以外は一切買わないことにしました。

当初は「心まで寂しくなったら計画を変更しよう」と方針転換も視野に行動に移しましたが、実行に移すと意外とすんなり、今でも継続できています。

毎月獲得できる楽天ポイントは激減しましたが、ポイントのために買い物しているわけではないのでそこは気にしておりません。

無駄なものには1円も使わない

楽天経済圏への移行

今では改悪の続く楽天経済圏ですが、ここまで総合的なサービスを展開しているのはまだ楽天のみです。

スマホやカード、銀行、証券などの王道はもちろんのこと、ひかりや電気、ガスなどできる限りのサービスを楽天に寄せております。

ひかりや電気は他社へ切り替えしたほうがさらに安くなる雰囲気はありますが、現状はまだ楽天のままです。

ここでお伝えしたいのは楽天経済圏に移行するべきということではなく、節約できる方法は意外とたくさんあるということです。

・ 現金支払いからキャッシュレス決済への移行

・ 電気、ガス会社の見直し

・ ネット環境の見直し

などたくさんあります。

どれも1度設定してしまうと、後は何もすることありません

手間がかかるのは最初だけです。

その最初のひと手間だけで、以降ずっと月の支出が抑えられるのでやらない手はありません。

無理な支出削減はするべきではないが、実は思ったよりも無理ではない!

支出の削減を提案すると

「無駄な支出なんてないし…」

「そんなにケチケチして心まで貧しくなりそう」

「無理して削減してもすぐに戻りそう」

といった意見を耳にすることもあります。

ですが、実際にやってみると楽しく継続できます。

本当に無理な支出削減は、実際のところ皆さん最初からやりません。

多くの方が「できるだろう」というところから始めるので、本当に「できる」のです。

支出削減をやってみての実感は

「必要ではないところに大切な資産を投じていた」

です。

私は支出削減を通して、月の投資可能額を倍以上に増やすことができています。

家庭や状況によってはできる部分とできない部分があるかと思いますし、本記事で紹介した以外の支出削減に成功されている方も多いでしょう。

いずれにせよ「何もできない」ということはないはずです。

相場が不安定な今だからこそ、投資の種銭作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

節約で投資の種銭を生み出す

最後にパーキンソンの法則を紹介します

実際に支出の削減に成功しても、別の必要のないものに使ってしまっては元も子もありません。

削減で手にした大切な資金は、投資へと回していただきたいと思います。

有名な「パーキンソンの法則」を紹介します。

第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する

第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

本記事に関係するのは第2法則ですが、ぜひこれを忘れないでください。

必要のない支出を増やすことなく、有意義な投資(有意義な支出なら可です)に回していただくことを願っております。

それこそが将来の大きなリターンにつながります。(執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光)

《冨岡 光》
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冨岡 光

執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光 冨岡 光

FP歴10年。保険、投資信託、住宅ローンを専門に扱っております。趣味は株式投資と読書、家族との時間。数々のお客様をコンサルティングさせていただいた経験を活かしながら、「皆様の疑問にわかり易くお答えする」をモットーに活動しております。 <保有資格>FP技能士2級、証券外務員1種、MDRT4年連続入賞 寄稿者にメッセージを送る

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