引っ越しが迫っていても

 

「候補の物件すべてを内見する時間はない」

「できれば物件内の明るさや雰囲気を実感しておきたいものの、外出したくない」

「希望している物件がまだ入居中」

 

ということがあります。

新築や人気物件は内見ができないケースも多いです。

内見せずに契約するのは、「思っていた感じと違う」というリスクが発生するため、避けたいですが、3か月ぐらい前に募集のはじまる新築物件や常に入居者がいる人気物件の場合、内見ができないことも少なくありません。

物件の内見ができないときに活用したいツールや、最低限チェックするポイントを解説します。

さらに、家賃のクレカ払いでポイントゲットや更新料や更新手数料が無料物件など、不動産屋さんに聞いた「得する賃貸物件」についても紹介します。

不動産屋さんに聞いてみよう

内見が難しいときに活用したいツール

内見ができないときには、契約を考えている不動産会社以外が公開しているホームページなども活用し、できるだけ物件の情報を取得しておくことが大切です。

間取り図

間取り図は省略されていることも多いので、契約を考えている不動産会社以外が公開しているホームページでも、もっと詳しい間取り図が掲載されていないか探してみましょう。

チェックしておきたいのは、下記のようなポイントです。

下記のほか、窓の位置や開き方、バルコニーの形や広さをチェックしたり、家具や家電をどの部屋に置くのかを頭の中でシュミレーションしたりしておくこともおすすめします。

動線がスムーズか

間取りが自分の生活スタイルに合った動線になっているかをチェックしてみましょう。

たとえば、玄関から一直線に部屋が連続しているような物件も、1人暮らしであればとくに気にならないケースも多いです。

ただ、家族で住む場合には誰かの部屋を通らないと自分の部屋に行くことができないなど不便な物件となることも少なくありません。

自分が生活するうえで便利な造りになっているか考えてみてください。

部屋の向き・広さ

間取り図の「N」は「北」方向を指します。

明るい部屋が好みなら南向きを、暑さに弱い人は西日で暑くなりやすい西向きの部屋は避けるなど、自分に合った部屋の向きを検討しておきましょう。

部屋の広さについて記載がないときや「〇平米」などわかりづらいときは、わからないままにせず不動産屋さんに尋ねてみてください。

物件の写真

物件の内観について、写真をたくさん掲載している不動産屋さんもあります。

撮影時間が違うと物件の雰囲気が大きく違う物件が多いので、複数の不動産屋さんのホームページをチェックしてみてください。

お願いすれば写真を撮ってきてくれる不動産屋さんもあります。

物件の動画

不動産屋さんによっては、内観の動画などを撮影しているケースもあるので活用してみてください。

また、お願いすれば動画を撮ってきてくれる不動産屋さんもあります。

最低限チェックしておきたいポイント

ここでは、内見できない場合に最低限チェックしておきたいポイントについて紹介します。

物件の外観や周辺環境だけでも実際に見ておくのがおすすめで、チェックしておきたいのは下記のような項目です。

・建物外観の状態

・ポストや自転車置き場などの共有スペースの状態

・周辺の施設(たとえば、スーパーや役所など)

・バス停や駅からの距離

・騒音(リモートなど自宅にいることが多い人は、滞在時間の騒音)

・夜道の状況(明るさや人通り)

・契約を考えている同じ物件で、似た間取りの部屋を内見できるか確認する

・設備の修繕や内装クリーニングがされていることを確認する

リスクの高い「内見なしの契約」ですが、最近は不動産屋さんのホームページで内観の写真や動画などの掲載が増えたこともあり、内見せずに契約する人も増加傾向にあるようです。

内見せずに契約することを考えている人は、ムダな出費を防ぐためにも、ツールの活用と最低限のチェックを忘れずにおこなってください。

家賃をクレカ払いでお得につなげる

家賃をクレジットカードで支払うことで、ポイントやマイルがたまるケースもあります。

クレカ払いを導入している物件であれば、新規契約の人はもちろん、管理会社や大家さんに相談することで支払い方法を変更できることがあります。

契約時のポイントとしても確認してみてください。

注意点

家賃はポイント対象外となることもあるので注意が必要です。

クレジット払いの場合、初回の支払いが銀行の引き落としよりも遅い日にちとなりますが、支払う回数が変わるわけではないので注意してください。

更新料や更新手数料が無料の賃貸物件を探す

2年に1度、賃貸契約の更新をする物件も多く、そのときに「更新料」や「更新手数料」を支払うケースもあるようです。

地域によっては「更新料」や「更新手数料」を支払うのが珍しいケースもありますし、現在では、「更新料」や「更新手数料」が不要な物件も増えているので、ぜひ探してみてください。

更新料とは?

賃貸契約の期間が終了するごとに、月額家賃の1~2か月分を支払うことが多く、物件の修繕などに活用されます。

更新手数料とは?

更新をするための契約書を作る費用として使われる更新手数料は、月額家賃の半分ほどの金額を支払うことが多いようです。

注意点

住みはじめてから「更新料」や「更新手数料」の値下げや拒否は難しいため、こちらは入居時によく確認し、納得のうえで契約するようにしてください。

インターネット付の物件

いまや必須とも言えるインターネットですが、築年数の古い物件を中心にインターネット環境が設置されていないことも少なくありません。

自宅にインターネット環境、とくにWi-Fiがあれば、帰宅後はすぐにWi-Fiにつなぐことでスマホやタブレットなどのデータ通信料を節約できることも多いです。

契約時にはインターネット環境が設置されていなかったような物件でも、その後、あたらしい住人を獲得するために建物自体を「インターネット対応」にするというケースもあります。

契約から年数が経っている人は、大家さんや管理会社に「インターネット対応」となっていないか確認してみましょう。

重要:インターネット対応と完備は違う

物件によって、「インターネット対応」や「インターネット完備」といった違いがあるので注意してください。

「対応」の場合は、「ネットを使える環境はあるが、実際に使うために工事や契約が必要になる」というイメージです。

ただ、工事は不要で、プロバイダ契約のみといった物件もあるなど物件によって違いがあります。

「完備」の場合は、工事や契約をしなくても入居してすぐにインターネット環境が利用できる物件です。

注意点

「インターネット無料」と記載のない場合、家賃のほかにインターネット使用料が別途必要となるケースも多いので、契約のときによく確認してください。

インターネット回線の速度やWi-Fiの有無なども事前に確認しておくことも大切です。

たとえインターネット環境があっても、Wi-Fiについては無線ルーターなどを自分で用意する必要があるケースもあります。

家具・家電付や食事付物件など

最近、単身者を対象に増えているのが「家具・家電付」や「食事付」の物件です。

短期で引っ越す場合や扱いが丁寧でインテリアにこだわりのない人であれば、家具付物件のほうが引っ越し代や家具・家電製品の費用が抑えられる場合もあります。

また、学生寮のように食堂付きの物件や近くにある飲食店と提携し、入居者のみが安く食事できるような物件もあるようです。

自分で調理するのが苦手な人や食材を腐らせてしまう人には、こういった物件のほうがお得なケースもあるので検討してみてください。

契約時の値段交渉も忘れずに

物件のなかには、値段交渉をすれば敷金や家賃が安くなるものもあります。

大家さん次第ではありますが、ダメ元で交渉してみるのがおすすめです。

あまり強引に交渉して心情が悪くなってもいけませんので、お願い程度にとどめておきましょう。

引っ越し費用や家賃は金額が大きいです。

事前準備や支払い方法を考えて、節約につなげてみてください。(執筆者:山内 良子)