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2022年も不可欠な冬の節電! 今年新たにおすすめしたい「通年での節電」

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2022年も不可欠な冬の節電! 今年新たにおすすめしたい「通年での節電」

2022年冬の電気代は昨冬より大きく上がる見込みであり、昨冬に続いて節電を強化することが不可欠です。

そこでこの記事では、2022年冬の節電についてのアドバイスをお伝えしながら、今年新たにおすすめしたい「通年での節電」についても解説します。

「通年での節電」のすすめ

冬の電気代対策 (1) 電気料金の現状を正しく把握する

冬の節電を行うにあたっては、まず電気料金の現状を正しく把握することが必要です。

2022年12月の平均モデル電気代は前年同月より最大2,036円上昇

多くの家庭が契約する「平均モデル(従量電灯A・B、30A、230~260kWh/月)」の12月電気代は、北陸電力を除く全社で昨年より上がっています。

A 2022年12月B 2021年12月A-B
北海道電力8,862円7,935円+927円
東北電力8,565円7,719円+846円
東京電力9,126円7,485円+1,641円
北陸電力6,402円7,023円-621円
中部電力9,189円7,153円+2,036円
関西電力7,497円7,096円+401円
中国電力8,029円7,449円+580円
四国電力7,915円7,425円+490円
九州電力7,276円6,766円+510円
沖縄電力8,847円8,134円+713円

一部電力プランはこの冬電気料金が大きく上がる恐れも…

電気料金には燃料費調整制度にもとづく上限額が設けられていますが、電力各社は一部電力プランにおける電気料金の上限を撤廃する動きを見せています

たとえば、東北電力では2022年12月よえい自由料金プラン(深夜料金プラン等)について、電気料金の上限を撤廃すると発表しました。

そのような契約を電力会社と結んでいる家庭では、この冬の電気代が大きく跳ね上がる恐れがあるので注意が必要です。

冬の電気代高騰対策 (2) 従来と同様に節電を行う

電気料金の現状を念頭に置いた上で、この冬も従来と同様に以下の節電を行いましょう。

・ 古い家電から省エネ家電に買い替える

・ メーカーが推奨する方法で家電を使う

・ カーテンなどで外から入る冷気を遮断する

・ エアコンのフィルター掃除をこまめに行う

・ 消費電力が小さい暖房器具を活用する

・ 重ね着や保温効果の高い衣類の使用を実施

・ 電灯などのオンオフをこまめに行う

冬の電気代高騰対策 (3) 「節電プログラム」への参加

せっかく節電するなら、国と電力会社が行う「節電プログラム」に参加しましょう。。

今年は節電プログラム参加表明の手続きを行うだけで、国から2,000ポイントが付与されます。

また、節電の度合いに応じて電力会社からポイントが付与されるのは昨冬と同じです。

それらのポイントは冬の電気代の足しになりますので、ぜひ参加表明だけでも行いましょう。

「冬の節電はもう無理」な人には「通年での節電」がおすすめ

そうは言っても、「冬の節電はもう無理」と感じている人も多いでしょう。

そのような人は節電の手が緩みがちな秋の今から節電を強化することをおすすめします。

さらに言えば、電気料金単価が高騰中の今は、1年中節電の手を緩めない「通年での節電」が必要となっています。

私は、数か月前にわが家で起こったある事件を通してそのことに気づきました。

ここからはその事件についてお話ししながら、私がなぜ「通年での節電」が必要と結論付けたかについてお伝えします。

わが家の電気代は節電が疎かになった9月に昨年同月比約3,600円も上昇

まず、わが家(50A契約)で起きた事件についてお話しします。

わが家は節電を強化した8月の電気使用量が前年より100kWh以上下回り、電気料金単価が大きく上がった中でも電気代を昨年比数百円増に抑えることができました。

しかし、節電が疎かになった今年9月の電気使用量は昨年同月より16kWh上がり、電気代は約3,600円も上がって8月の節電の努力が水の泡となってしまいました。

事件を通して筆者が気づいたこと

この事件を通して私は以下のことに気づきました。

電気料金単価が高い時ほど電気使用量の変動による電気代の変動が大きい

それに気づいたきっかけは「電気使用量が去年より16kWh上がった分電気代が約3,600円上がった」ことにありました。

それを逆に考えれば、

仮に今年9月の電気使用量が去年より16kWh下がっていれば、電気代は去年より3,600円安くなった

ということです。

そのことから、電気料金単価が高い今は少しの節電でも大きく電気代を下げられるチャンスであることにも気づきました。

さらに、節電意識が低い春や秋にはまだ節電の余地があることにも気づき、少し節電意識を高めるだけでその時期の電気代を大きく抑えられる可能性も見えてきました。

その一方で、8月に100kWh以上電気使用量を減らした時点で季節限定の節電には限界を感じており、春や秋を含めた通年での節電が不可欠だとの結論に達した次第です。

現在春秋の節電が疎かになっている人は、ぜひこの秋から通年での節電を強化しましょう。

それによって今後の年間電気代を抑えられる可能性が高くなります。

「季節限定の節電」から「通年での節電」に意識を変えよう

この秋からは「季節限定の節電」から「通年での節電」へと意識を変えて電気代の高騰に備えるのがおすすめです。

もはや季節限定の節電に限界が訪れている今は、1年中節電意識を高くしながら生活しないと電気代の高騰を抑えられません。

ただ、今は電気料金単価が高い分、これまで節電意識が低かった時期の節電強化による電気代の抑制効果も高いので節電のし甲斐があるのもまた事実です。

それを実践し続ければ、今後の電気代の大きな高騰を抑えることができるでしょう。(執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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