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普段使いのクレカに当てはまったら損してる可能性「生きた化石」のクレカ4つのチェックポイントと具体例

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普段使いのクレカに当てはまったら損してる可能性「生きた化石」のクレカ4つのチェックポイントと具体例

クレジットカードのラインナップは常に更新されています。

最も新しいサービスが付帯するカードが常に発行されているいっぽうで、古いカードも残っています。

新名称のカードの陰に取り残された、古いカードをそのまま使っている人も多いのではないでしょうか。

古いカードには、サービスが単に見劣りするものも多数あり、ほとんどの場合、持っていても意味はありません。

生きた化石カードを使ってはいないか、チェックしましょう。

生きた化石のクレカ持っていません?

生きた化石カードの特徴

サービスが相対的に低下しているカードを、いつまでも持っていると思わぬ損をします。

具体的には、年会費とポイント還元率です。

次の性質のカード普段使いしていたら要注意です。

チェック1:スタンダードカードなのに年会費がある

現在のクレジットカードのトレンドは、「年会費無料」です。

スタンダードカードだけでなく、ゴールドにおいても重要な要素となってきました。

年1回使えば無料など、実質年会費無料のカードも、使っている限り年会費無料と考えていいでしょう。

年会費を取られているスタンダードカードを持っているなら、まさに古く価値の乏しい存在かもしれません。

チェック2:入会キャンペーンをやっていないカード

加入してしまったカードについても、もう少しWeb広告や公式サイトに注目してみましょう。

ご自分の持っているカードについて、入会キャンペーンがずっと行われていない場合は、カード会社が注力していない可能性が考えられます。

注目を浴びないカードはおおむね価値が低いものです。

チェック3:ポイント還元率が0.5%以下

クレジットカードのポイント還元率は、もともと0.5%程度が主流でした。

「カード月合計利用額1,000円ごとに5ポイント」あるいは「200円の決済ごとに1ポイント」といったケースで、今でも数多くあります。

必ずしも「1ポイント=1円」ではなく、三菱UFJニコスやセゾンのように「1ポイント=5円」相当もあるので、単位には注意しましょう。

現在では還元率1.0%が基本のカードもごく普通になり、おおむね年会費無料です。

現代でもポイント還元率0.5%のカードが地位を失ったわけではありませんが、この数字自体すでに古いのに、さらに年会費まで取られているカードがあるなら、それは価値が低いと言うしかないでしょう。

チェック4:地方銀行系カードはほぼメリットなし

地方銀行は全国にあります。

銀行を通して申し込める地銀系クレジットカードも全国にあるわけですが、この中にパフォーマンスの高いカードはほぼ存在しません。

JCBカードや三井住友VISAカード、DCカード等の最も価値の低い(古い)バージョンと同程度だと思ったほうがいいでしょう。

古い機能のままで、プロパーカードの最新版と差が開くいっぽうです。

地銀系カードを持つことで銀行のATM手数料が無料になる特典もあるため、無意味ではありませんが、クレジットカードとしては評価に値しないものが大部分です。

地銀がメインバンクでも、メインにするクレジットカードを別に持つことをおすすめします。

化石カードを具体的に見てみよう

具体的に、化石になってしまっているカードをご紹介します。

いずれも有名なクレジットカード会社が発行するものなので、最新版を申し込み直せば解決します。

三井住友カード(年会費有料)

ここが生きた化石

・年会費を徴収される

・すでに年会費無料の「NL」が基本のカードとなっている

三井住友カードとは、カード会社の名前でもあり、そのカード会社の発行するカードブランドの総称でもありますが、ここで取り上げるのはどちらの意味でもありません。

「三井住友カード」という名称を持ったクレジットカードのことです。

現在の三井住友カードの主要ブランドは、券面に会員番号等のない「三井住友カード(NL)」に移っています。

裏面に会員番号があるのが、従来の三井住友カードです。

この三井住友カードも、NLのサービス向上に合わせて徐々にサービスレベルを上げてきました。

たとえば、特定店舗(セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド等)での5.0%以上のポイントアップは、三井住友カードにも適用されるようになりました。

性能が年会費永年無料の「NL」とほぼ同じでありながら、年会費1,375円を徴収されるカードとなっています。

年会費を無料にする方法はあり、以前はその方法こそ、三井住友カード利用の最大のコツとなっていました。

しかしそんな工夫よりも、NLに替えてしまうほうが、話が早いでしょう。

JCB一般カード

ここが生きた化石

・年会費を徴収される

・年会費を無料にするハードルが高い

・年会費無料で還元率の高いJCB CARD Wの存在

JCBのプロパーカード(カード会社本体が発行する非提携カード)には「オリジナルシリーズ」という名称がついています。

オリジナルシリーズの基本がJCB一般カードです。

「ナンバーレスが選べる」「タッチ決済」など、性能自体は進化しています。

ただ、「年会費を取るのに還元率が低い」典型例です。

年会費は1,375円し、ポイント還元率は(nanacoポイントに交換の場合)0.5%です。

初年度年会費無料、そして年間50万円以上使えば、翌年の年会費も無料になります。

たとえばエポスカードなら年間50万円以上の利用で、ゴールドカードを年会費永年無料で得られるインビテーションがもらえます。

JCBオリジナルシリーズには「JCB CARD W」(またはWL)という、年会費無料でポイント還元率1.0%のカードが存在します。

Wは「39歳まで」という申込時の年齢制限がありますが、この年齢に収まる人ならWを申し込むのが普通でしょう。

JCB一般カードにあり、Wにないメリットは「スマートフォン保険」です。ディスプレイの破損を補償してもらえます。

これに価値を感じ、そして年間50万円確実に使うのであれば、一般カードでもいいかもしれません。

オリコカード

ここか生きた化石

・Orico CARD THE POINTという新ラインナップが優秀

オリコのクレジットカードには新旧のラインナップがあります。

古いラインナップは総じてサービス低下が見られ、着目する価値があまりありません。

この古いラインナップを代表するのが「オリコカード」という名称の1枚です。

オリコには珍しくVISAブランドが選べますが、それ以外の特徴は次の通りで、還元率1.0%以上の新ラインナップに比較すると見劣りします。

・年会費1,375円(初年度のみ無料)

・海外旅行傷害保険付帯(海外治療費200万円、家族特約なし)

・ポイント還元率0.5%


その他

DCカード、UCカードなど老舗のカードブランドにも、同名の基本カードがあります。

看板カードに見えますが、いずれも「年会費徴収」「ポイント還元率0.5%以下」という機能に過ぎません。

DCでなく、同じ三菱UFJニコスが全面的に売り出している三菱UFJカードを選んだほうがいいでしょう。

UCの場合は、「UCプラチナカード」という、年会費1万6,500円のプラチナにはメリットがあります。

生きた化石カードは更新しましょう

古くなったカードは入会キャンペーン等の露出がなくなるため、新たに申し込むことは少ないでしょう。

カードが廃止されていない以上、メリットが薄いのに持ったままということもあるはずです。

持っている情報を更新し、最新のカードに替えてお得を享受してください。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)

《沼島 まさし》
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執筆者:金融系ライター 沼島 まさし 沼島 まさし

実践系キャッシュレスライター。 モットーは「経済圏に囲い込まれるな」「キャンペーンのためなら火の中水の中」 QRコード決済の地域還元のためなら、都内のあちこちに出没します。 たまにうっかり失敗しますが、失敗談もネタにしています。 寄稿者にメッセージを送る

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