5月、6月は税金の支払いが多くなります。
納税が簡単な世の中になってきました。便利なだけでなく、ポイントも付きます。
特に進化したのがQRコード決済で、手数料も不要です。
ところで、QRコード決済による納税でささやかなポイントを得るのもいいのですが、さらに得をする手段があります。
新たなクレジットカードを申し込み、大型の入会キャンペーンを利用してみてはいかがでしょうか。
手数料はかかりますが、それを補ってあまりある特典がもらえます。
この記事では、入会キャンペーンで1万円もらえる「三菱UFJカード」の入手をおすすめします。
カード自体、1枚持っておいて損のない性能です。
目次
はじめに：QRコード決済の納税は一部の組み合わせにポイントが付くだけ
先に、流行りのQRコード決済について確認しておきます。
出かけずに、請求書のバーコードを読み込んで支払えるので便利ですが、税金に関しては制限が多く、ポイントが付く組み合わせは次のとおりごく一部です。
・ 三井住友カードをセット（チャージ＆ペイ）したLINE Pay（0.5%）
・ au PAY（クレジットカードのチャージ時ポイント次第）
・ 楽天キャッシュで支払う楽天ペイ（チャージについて0.5％）
・ ファミマTカードからファミペイにチャージ（チャージについて0.5%、決済について10円）
エポスゴールドカード（またはMastercardブランドの三井住友ゴールドNL）を年間100万円使う前提で、クレジットカードからau PAYにチャージして決済すれば、実還元率1.5％となります。
au PAYは、チャージでポイントのたまらないau PAYカードを除くと、月5万円までのチャージ上限ができている点にご注意ください。
三井住友カードVISAブランドの、ゴールド（NL）やOliveゴールドの場合、年間100万円利用を前提にするなら、LINE Payでの税金支払を1.5％と考えることができます。
この他、古くからある方法として、「セブンカード・プラス」から電子マネーnanacoにチャージし、セブン-イレブンで支払うというものがあります。
チャージ分の0.5％がポイントになります。
さてこういった工夫もキャッシュレス生活においては大事ですが、もっと大きなポイント獲得の機会があります。
クレジットカードの入会キャンペーンの活用です。
次に確認します。
クレジットカードの入会キャンペーンは、利用目的があると達成しやすい
クレジットカード会社各社は、常時入会キャンペーンを実施して新規顧客を獲得しています。
そしてキャンペーンを満額で達成する場合、カード利用実績が求められるのが一般的です。
しばしば高額になる税金を、新規取得のカードで支払うことで、キャンペーンを達成しやすくなります。
この方法の注意点です。
・ 地方税は自治体によりカード決済可能な手段が異なるため、事前に確認すること
・ クレジットカード納税は手数料が掛かるため、キャンペーン特典を考慮しないと、現金払いより損することがある
・ クレジットカードのキャンペーン特典は、ほぼポイントであり、現金ではない。ポイントの利用方法まで考えておく必要がある。
さて、2023年5月現在も、多くのクレジットカードにおいて新規入会キャンペーンが実施されています。
得におすすめしたいのが、三菱UFJカードです。
メジャーな1枚のため、キャンペーン達成後も利用価値があります。
次の章では、具体的に三菱UFJカードに入会し、税金を支払う手順を見てみます。
三菱UFJカードを入手し、税金を払って1万円相当獲得
三菱UFJカードに新規入会し、2か月以内に10万円以上を支払うだけで、1万円分のポイントが本当にもらえます。
税金も支払ってしまいましょう。
筆者など、固定資産税に合わせ毎年のようにカードを替えつつ、このようなことをしています。
分納より、一括で支払ってしまうことが多くなるのも必然です。
三菱UFJカードを入手しよう
三菱UFJカードは、年会費実質無料（年1回の利用で無料）で、セブン-イレブン、ローソン、松屋、ピザハット等で5.5%還元（7月まで10%還元）の買い物ができる、注目のクレジットカードです。
大きな注意点から申し上げておきます。
・ 公式サイトに「1万5,000円還元」とあるのはプラチナの場合。スタンダードは1万円。
・ 国際ブランドは4種類。好きなものでOK。
・ 入会2か月後の末日までに「10万円」のカード決済をすると満額還元
・ 10万円利用できなくても、「3万円以上」達成なら3,000円相当の特典となる
・ 1万円相当のポイントがもらえるのは、入会4か月後の下旬（5月入会の場合、9月）
・ 三菱UFJカードの場合、ポイント「等価」交換手段はamazon、ビックカメラ、ベルメゾンのみ
・ Ponta、dポイント、Tポイントに交換する場合は2割減の交換
筆者は三菱UFJカードに、実際に3月に入会しました。
カードは1週間経たずに到着しました。
関連記事は1万5,000円だった際に執筆したもので、通年は1万円です。
今回還元額は減るものの、公式サイト以外からでも同額還元となります。
上記記事には等価交換手段として「amazon」が抜けていました。お詫びして訂正します。
税金の支払い方法
入手した三菱UFJカードでキャンペーンの満額を狙うためには、クレジットカード対応のWebサイトやスマホアプリで支払う必要があります。
自治体により支払可能な税金は異なるので、事前に調べましょう。
固定資産税や自動車税についてはおおむね全国、次の手段によってクレジットカード納付が可能です。
カード払いのできる窓口は存在しません。
・ モバイルレジ（スマホアプリ）
・ ネットdeモバイルレジ
・ 都道府県ごとの税金支払サイト
三菱UFJカードの場合、手数料の掛からないQRコード決済に組み合わせて税金を支払う手段はありません。
必ず利用者の側で、クレジットカード支払時の手数料を支払います。
ただし手数料は1％前後のため、キャンペーン特典でお釣りが来ます。
10万円の税金を支払ったとして、1,000円程度の手数料で、1万円の特典（プラス本来のカード還元500円相当）を得られるからです。
税金支払後の三菱UFJカード活用
そう思う方もいるでしょう。
ですが三菱UFJカードはキャッシュレス活用の上で、持っておいて悪いカードではありません。
見てみます。
特定店舗で大型還元
三菱UFJカードの還元率は0.5％（交換方法による。大部分のポイント利用方法で実質0.4％）と大きなものではないですが、次の店舗に関しては大きな数字となります。
・ セブン-イレブン
・ ローソン
・ 松屋（券売機のApple PayによるQUICPay支払も対象）
・ ピザハット
・ コカコーラ自販機（QUICPayまたはクレジットカードのタッチ決済）
上記で5.5％還元です。
2023年7月まではさらにキャンペーン登録があれば10.0％還元となります。
セブン-イレブン、ローソンの2店については、常時5～10％還元の三井住友カードと重なっています。
いっぽう松屋に関しては、このカードならではのお店です。
ちなみに、三井住友カードで還元になる牛丼チェーンは「すき家」なので、使い分けできます。
松屋のタッチ式券売機はクレジットカード不可のものも存在しますが、そのようなお店でもモバイルオーダーの支払元として設定することで、還元を受けられます。
あるいはApple PayのQUICPayでもOKです。
上級者向け：リボ払いキャンペーン実施中
三菱UFJカードに限らず三菱UFJニコスのクレジットカードでは、リボ払いのキャンペーンを繰り返し実施しています。
リボ設定を解除して期間が経つと、またキャンペーンに参加できます。
三菱UFJニコスの場合、カード締日に残高を残さなければ「リボ手数料を発生させずリボ払いを使える」特徴があり、比較的参加しやすい内容です。
とはいえ、リボ払いはクレジットカード会社の貴重な収益源です。
慣れない人が安易に使うのは避けましょう。
現在実施中のリボ払い（楽Pay）キャンペーンの概要です。
・ 4月1日～6月30日に楽Payに登録すること（毎月の支払額は、3万円以下に設定のこと）
・ 7月31日までにキャンペーンに登録すること
・ 7月31日までに1万円利用で達成
・ 10月に2,000円キャッシュバック
わずか2,000円とはいえ、無から湧いて出てくるものなので貴重です。
筆者は3月入会時の入会キャンペーンとは別個に、こちらに挑むことにしました。
入会キャンペーンのために使った10万円を超える引落しはすでに済んでいます。
改めてリボ登録とキャンペーン登録をそれぞれ行い、月の支払額を最高額の「3万円」にしました。
その後、1万円利用しています。
月に3万円を使うことはないので、リボ手数料を発生させないまま2,000円のキャッシュバックがもらえます。
楽Pay利用中はセブン-イレブン等がプラス5％還元
先に挙げた、三菱UFJカードでポイントアップする店舗については、楽Pay登録中はさらに5％の還元アップという大盤振る舞いです。
このためにわざわざリボ払いにするほどリボ金利は安いものではないですが、リボ残高をきちんと管理できているのならいいでしょう。
税金を支払うなら特典をぜひ
三菱UFJカードの入会キャンペーンを利用し、税金を支払う方法を見てきました。
少しは納税も、楽しみになるのではないでしょうか。
入会キャンペーンが利用額に連動する他のカードにも応用が利くので、すでに三菱UFJカードを持っている人もあきらめることはありません。（執筆者：金融系ライター 沼島 まさし）
