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【バブル後の最高値更新!】日経平均株価は今後どう動く? 短期的にはさらなる上昇も

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【バブル後の最高値更新!】日経平均株価は今後どう動く? 短期的にはさらなる上昇も

2023年5月19日、日経平均株価は3万800円を超えて寄り付きバブル崩壊後の最高値を更新しました。

2021年9月にも3万700円を超える上昇を見せた日本株ですが、今回はそれを超える勢いで上がっています。

長期的にみて不安要素が多々ある日本株ですが、今は上昇の真っ只中。

果たして今後の日経平均株価はどう動くのでしょうか。

投資妙味はあるのでしょうか。

現在最高値を更新している理由とともに解説したいと思います。

バブル後の最高値更新!

日経平均株価とは

日経平均株価とは日本経済新聞社が算出・公表している日本の株式市場の代表的な株価指数の一つです。

東京証券取引所プライム市場に上場する約2,000銘柄のうち取引が活発で流動性の高い225銘柄が選定されています。

単に日経平均や日経225とも呼ばれます。

最も知名度の高い株価指標であるため多くの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか。

日本政府の経済統計としても使われています。

日経平均株価上昇4つの理由

(1) インバウンド消費の増加

長らく続いた新型コロナウイルス対策の緩和により、多くの外国人観光客が来日していることがあげられます。

昨年とは打って変わって多くの外国人を目にするようになりました。

いわゆるインバウンド消費が増加することにより国内の企業が元気になることは想像に難くないでしょう。

コロナ前に注目を集めた「爆買い」の復活もあるでしょうか。

いつしか日本が「安い国」になっているのはなんとも皮肉なものです。

(2) 日銀の金融緩和策の継続

今年の4月、長らく日銀トップの座に就いていた黒田総裁が退任、植田新総裁が誕生したことは記憶に新しいでしょう。

今年2月に行われた所信表明の一番の注目点は金融緩和策の継続か否かでした。

いったんは黒田総裁から続く金融緩和策の継続を示したことによって投資家には安堵が広がり、投資を加速させた面もあるでしょう。

(3) バフェットの来日

誰もが知る著名投資家ウォーレン・バフェットが来日し、日本株への追加投資を検討する意向を明らかにしたことも日経平均上昇の要因の一つといえるでしょう。

「投資の神様」の異名を持つバフェットが日本市場への期待を示したことは国内外問わず多くの投資マネーの流入のきっかけとなっているはずです。

特に三菱商事、伊藤忠商事などの5大商社株への投資比率をさらに増やすと表明したことは大きなニュースとなりました。

(4) 海外マネーの流入

日経平均上昇の一番の理由は海外マネーの流入でしょう。

取引高の大部分を占める海外投資家が日本株を「買い」に向かっているのは大きな追い風となっているはずです。

昨年から続く円安の影響で日本市場への投資が割安になっているのがその要因の一つでしょう。

円安になるとドル建の日経平均は下落することになりますので、海外投資家にとってドル建の日本株式は割安感が出てきます。

好調な日本株の背景には円安の影響があるということも忘れてはなりません。

現在の円安基調がいつまで続くのかが今後の日経平均の動きを左右するといっても過言ではないでしょう。

超長期的にみて株価の上昇が期待できるかが投資判断の分かれ目

確かに今の日経平均はとても強い上昇を見せています。

ですがこの上昇がどこまで続くと考えられるかが実際に投資するかどうかの分かれ目になります。

少子高齢化および人口減少が進行する日本において、超長期で経済成長を続けることは難しいといわざるを得ません

また、今後米国が利下げに動けばドル円の金利差は縮小し、円高方向へ動くことが予想されます。

つみたてNISAなどの長期積立投資の対象としては不安要素が残るといえるでしょう。

ですが短期的な上昇を狙っていくような投資であればチャンスがあるかもしれません。

最高値を更新した後は多くの場合、いったんその勢いは落ち着きを見せます。

しばらくの揉み合い相場を経たのちにさらに上昇することになれば短期トレードを主としている投資家にとっては面白い展開となるでしょう。

今後の日経平均の動きを左右するのは海外投資家の動きだと考えます。

このまま海外マネーの流入が続けばプライム市場を中心に盛り上がりが続くでしょう。

海外投資家にとって理想的な状況がいつまで続くか。

米国株だけでなく日本株の動きも面白くなってきたのは日本人としてうれしい限りです。(執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光)

《冨岡 光》
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冨岡 光

執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光 冨岡 光

FP歴10年。保険、投資信託、住宅ローンを専門に扱っております。趣味は株式投資と読書、家族との時間。数々のお客様をコンサルティングさせていただいた経験を活かしながら、「皆様の疑問にわかり易くお答えする」をモットーに活動しております。 <保有資格>FP技能士2級、証券外務員1種、MDRT4年連続入賞 寄稿者にメッセージを送る

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