雑誌を見ても、ネットを見ても保険見直しという文字が躍っている。メインは『保険料が安くなります』です。でも少し考えてみてください。保険料が大幅に安くなるということはどういうことでしょうか。
一般的なパターンは大手日本社の保険からの見直しを意味しています。大手日本社の主力の生命保険は定期保険付終身保険です。それを見直して保険料が安くなるということはどういうことでしょうか。
1つは貯蓄代わりの終身保険部分を解約し掛け捨てにすることから保険料はかなり変わります。
2つ目は、不要であったり重複している掛け捨ての特約がたっぷりついているのをシンプルにすることによります。
ここで疑問が出てきます。終身保険を解約してすべて掛け捨てにした場合、家計で貯蓄していたお金を他の消費に回すことになります。これは将来への貯蓄・投資として正しいのでしょうか。
もちろん、保険の見直しはしないほうがいいかと言われればもちろんそんなことはありません。生活ステージの変化によって必要な保障は変わっていきます。そして必要な保障をシンプルに見直すことは大切です。。
必要な保障に見直した後、解約した終身保険で貯蓄していたお金をほかのことで貯蓄するのか住宅ローンを一部繰り上げ返済するのかそれとも家計の赤字の修正にするのか決めなければなりません。
つまり保険の見直しは家計の見直しであり人生設計の見直しです。それを保険ショップで1時間や2時間で出来るものでしょうか。これで保険の見直しに失敗する人がどんな人かわかったかと思います。