私が大学受験をしたときと違い、今は高校生の2人に1人が大学に進学する時代です。短大や専門学校も合わせると進学率は約80%です。
昔は一般入試での合格が一般的でしたが、今は半数以上がAO入試と推薦入試での合格です。したがって、入学に必要なお金の準備も早まっています。早ければ高校3年の10月には必要になります。金額も大きく、私立文系であれば70万円程度、私立理系であれば100万円程度の入学時納付金が必要になります。
しかも、合格通知を受取ってから短期間での納付になりますので、慌てる保護者の方も少なくありません。これから合格発表を迎える保護者の方は早目にお金の準備をしておきましょう。
もし、お金が不足しているのであれば、教育ローンを利用します。基本的に奨学金は入学前には利用できませんのでご留意ください。教育ローンの中では国の教育ローンが民間の教育ローン比べ有利な点が多いです。金利が低い、返済期間が長い、審査が緩やかな点です。勤続年数が短い方、住宅ローンなどを抱えている方は民間では不利に扱われますが、国の教育ローンでは有利に扱われる点も特徴的です。
また、母子家庭の方には金利、返済期間、保証料の点で有利な取扱いとなっています。申込みは合格前にできますので、ちょっとでもお金の不安がある方は申込んでおきましょう。融資可の返事をもらっても必要なければ自由にキャンセルできますので安心です。