セイホさんのひとりごと(ぼやき)ヤホ-で調べてもわからないQ&A
「生命保険は大きな買い物というイメ-ジだと聞いたんだけど見直しって難しいですか?」
保険が人生の大きな買い物であるのは確かだ。保険の見直しを相談される場合は、保障の充実と保険料の負担が主に課題となりますが、この二つのバランスは、時と共に変わるのが現実。親御さんが納得してお子様の為に加入した保険でも、お子様が成長して家庭を持たれると、契約者や受取人などの変更・・・さらにお孫様が出来ると保障の充実から新商品に興味を持つなど、保障の見直しのニーズが多々発生するのも自然の流れ。
その時にお子様との信頼関係の薄い金融機関型FPはもちろん、保険代理店型FPでさえも沙汰されることがある。このケ-スで見失いがちなのが、お子様の交友関係やネット(PC・スマ-トフォン)での加入など選択肢も多岐にわたることだ。
本来は中立公正なFPが相談(基本:有料)を受ける場面だが、その土壌は未成熟。無料相談の場合はお勧めの商品の販売が伴う。この場合保障内容などを今一度検討する姿勢が必要だ。
「ふう~ん(私たちだね・・・)」
お子様の場合に限らず、住宅取得などで家計の負担度が高くなると、これでまた見直しのニ-ズが湧いて来る。日ごろからリレ-ション(信頼のお付き合い)が出来ているFPが、いつでも横にいると便利ですが、かかりつけのお医者さんのようにお持ちの方はほとんどないのも現実。
「では、どうすれば、私達夫婦でも、よい保険の見直しができるのですか?」
かかりつけのFPをお持ちでないあなた方にも、取引している金融機関(相談無料/時間は制限)があるはずだ。また、最近では複数の保険を取り扱う保険代理店の窓口相談(無料/時間は金融機関よりもやや緩和)も利用できる。
この2つをうまく利用してより自分にあった相談員(通常/企業内FP)に出会う努力をする事だ。それでも納得のいかない方はどうぞ独立系FP(原則:有料)を検索して下さい。{日本FP協会サイトなどがある。}
先に述べました保障の充実と保険料の負担以外にも、貯蓄目的の保険の見直しがある。保険でなければ、貯蓄できない人もいるのだ。
また、一つの例として:満期保険に加入しているつもりが終身保険の場合もある。満期時と思っている時期の解約返戻金を満期保険と考えていたのかもしれない。こんな場合は、現状の解約返戻金を確かめるのも手だ。予定の返戻金と大差がなければ、満期時と思っている時期の解約返戻金も少しは安心して期待できる。むやみに、解約する必要もない。
「でも、保険料って高くない?」
これと、保険料の負担度は別の問題だ。貯蓄性のある保険の保険料は高めであるため、家計の負担度を高めている要因でもある。今、本当に必要な保険なのか、若いご夫婦の場合、子育てがある程度落ち着いてから増額するなどの他、月々の保険料を減額して月々の投資や他の貯蓄方法を検討するのもよい。
「それでは、保障が落ちてしまうではないか。そうよね!」
そこで保障が不足する方にはこうだ・・・掛け捨てがきらいな人には、受け入れられない事ですが、保険料の比較的安い掛け捨ての保険にシフト(増額含む)することだ。もちろん、健康状態を考慮していさみ足とならないように見直しはしないとね。
「そっか」・・・つづく