「PER」・・・株価収益率。
「PBR」・・・株価純資産倍率。
これらは、「株価指標」といわれ、株式投資をするときの判断材料としてよく使われる代表的なモノです。
PERは、会社の利益と株価の関係を示しています。「企業の1株あたりの純利益/株価」で算出します。1株あたりの利益が株価の何倍であるかをみるもので、株価の割安性を判断します。PERが低ければ会社が稼ぐ利益に対して株価が割安だと考えることができます。
2013/3/7時点での日経平均採用銘柄のPERは、20.51倍。東証1部全銘柄のPERは、21.02倍です。最近徐々に高くなってきています。ただし、リーマン・ショック前の2007年2月には27.2倍。2003年~2004年には100倍を超えたときもあります。
PBRは、会社の純資産と株価の関係を示しています。「企業の株価/1株あたりの純資産」で算出します。この倍率が1倍を下回ると、純資産に対する株式市場での評価が低いことを意味します。現在の日経平均採用銘柄のPBRは、1.29倍。東証1部全銘柄では、1.23倍。
個別の銘柄をみるときは、同じ業種の別の会社との比較、また、その会社の過去との比較などをしてみて、PER、PBRそれぞれの水準を判定します。