令和元年分の確定申告期間は、令和2年2月17日(月)から3月16日(月)までの1か月間です。
と、考えてると後悔します。
なぜなら税務署の相談会場の混雑具合は、日にちや時間帯によって変わり、税務署に行くタイミングを間違えると相談するまでに1時間以上待つことも普通です。
では確定申告をスムーズに終わせたい場合、どのタイミングで相談に行くべきかをご紹介します。
目次
確定申告会場の相談対応は9時から開始する

全国の税務署は朝8時30分から開庁していますが、確定申告の相談開始は9時からです。
そのため8時30分に相談会場に行っても受付のみで、9時になるまで相談担当職員は会場に来ません。
また申告書の提出のみであれば8時30分から受付に提出できますが、その際マイナンバーの提示を求められますので、あらかじめ準備しておきましょう。
確定申告期間の初日と最終週の相談は避けるべき
確定申告の相談で必ず混雑するのが、確定申告期間の初日と最終週です。
初日が混雑するのは、初日に提出したい人が多いのもありますが、相談担当職員や補助アルバイトがその年の確定申告に慣れてないのも要因です。
最終週も来署人数が増加します。
また期限内申告までの猶予が少ないため、再来署が難しい方が多く、1人時間の相談時間が長くなります。
そのため確定申告の混雑を避けるのであれば、初日と最終週は選択肢から外しましょう。
相談会場に行くなら2月中がオススメ
私は税務署に10年以上勤務していましたが、確定申告相談に来署される人数は、2月よりも3月の方が圧倒的に多いです。
相談者の人数が多ければ対応する職員も増員しますが、相談会場の規模に限界があるため、どうしても混雑は避けられません。
そのため少し早めに準備をし、2月中に税務署へ行くと、待ち時間が少なく申告ができます。
外出したくない天気は相談会場が空いている合図

税務署職員時代、「確定申告会場は、いつが空いていますか?」と尋ねられる機会は多かったです。
その都度、私は「自分が行きたいと思わないタイミングが空いています」と答えていました。
確定申告で来署される人の多くは、年金暮らしの方や夫(妻)の代わりに申告する人など、税務署に行く日にちの選択肢を持っている方々です。
天候が悪ければ、わざわざその日に税務署に行く必要はありませんし、晴れても昼過ぎになってから税務署に行こうとする人は案外少ないです。
もちろん確定申告期限間近になれば、天候などは関係なくみなさん相談会場に行きますので、ご注意ください。
※税務署によっては、確定申告相談会場を税務署以外の場所に設営している場合があります。
そのため確定申告相談に行かれる際は、国税庁ホームページで管轄の税務署をご確認ください。(執筆者:平井 拓)