Q:マイカーや自転車などを使って通勤するサラリーマンへの通勤手当について、所得税の非課税限度額が変わったそうですが、どのように改正されたのでしょうか? また過去の精算はどのようにして行えばいいのでしょうか?
目次
解説
通勤のために自動車などの交通用具を使用している給与所得者に支給する通勤手当の非課税限度額が引き上げられました。(10月20日施行)
1. 改正の内容

2. 適用時期と交通費の精算方法
この改正は平成26年4月1日以後に受けるべき通勤手当について適用されますが、3月31日までに受けるべき通勤手当で4月以降支給される通勤手当は、改正前を適用することとなります。10月19日までに給与所得として源泉徴収されたものは、源泉徴収のやり直しはせず、年末調整で再計算して、精算します。
要するに…
通勤費の非課税限度額の改正がありましたが、電車のみで通勤しているサラリーマンには特に、影響はありません。マイカー通勤等をしている場合は、本年4 月以降分の通勤手当の精算が発生する可能性がありますので、ご注意ください。(執筆者:小嶋 大志)