目次
はじめに
私はサラリーマン時代から住民税は給与天引きではなく、振り込みにしていたので、この時期はドキッ!とします。
振り込みの場合は年4回払い、初回が6月支払いだからです。(給与所得者:サラリーマンの場合は12回に分けて給与から天引きされます)
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住民税とは?
そもそも、住民税ってどのような税金なの?
納める額は
(1) 所得割額
(前年の総所得金額等-所得控除額)×税率-税額控除額
(2) 均等割額
都民税額(1,500円)+区市町村民税額(3,500円)
(3) 利子割額
利子所得等については、一律5%の分離課税となります。
(4) 配当割額
特定配当等の額×5%
(5) 株式等譲渡所得割額
源泉徴収選択口座内における上場株式等の譲渡による所得×5%
つまり、私たちの「生活に必要な物やサービス」に必要な経費を所得(収入)に応じて負担しているということですね。
計算式は、控除額によっても異なり、自身で算出するのは難しいので「住民税 シミュレーション」と検索すると、いくつか出てきますので試算してみましょう!
総収入 4,000,000 円
(所得控除)年間支払い額
社会保険料180,000 円
生命保険料120,000 円
地震保険料30,000 円
上記の方の場合…
住民税は 208,500 円
給与天引きの場合…17,375円/月
年4回払いの場合…52,125円(4回)
かなりの金額ですね。
年4回払いの場合は、一度に5万円も納めなくてはいけません。
ドキッ! とするパターン
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(1) 住民税の支払いが始まる方
【社会人2年生】
住民税は前年の収入(所得)から決まりますので、前年に収入がない社会人1年生には住民税が課せられません。入社2年目から住民税の支払いが始まります!
サラリーマンの多くは給与から天引きされますので、あれ? 初年度より手取りが少ない? という方もいます。
(2) 住民税の支払いが続く方
【産休に入った方】
【退職した方】
(1)とは逆に、会社を辞めた方や産休に入られた方も現在は収入がないのですが、住民税の支払い義務は継続されます。前年は収入があったからですね。退職時には、その年に支払う住民税やその他の税金、保険料も考えておく必要があります。
ドキッ! としない為の対策
例のように年4回払いの場合でも、年間を通じて、いくら必要なのか把握しましょう!
支払いの直前に準備するのではなく、12回で割った金額を毎月貯めておくことでドキッ! を回避できます。
また、社会人1年生、退職予定のある方は年間の住民税額を把握し、事前に準備をしておきましょう。(社会人1年生はシュミレーションで試算を、退職予定の方は源泉徴収票でご確認下さい)
おわりに
住民税だけでなく、様々な税金や保険料を私達は納めています。暮らしに必要な税金ですが、金額も多い為、年間を通じていくらくらい納めているのかはチェックしてみて下さい。急なライフプランの変更の際に役に立つと思います。(執筆者:藤井 亜也)