あなたの財布に入っているクレジットカードは、どのように選別したカードですか? よくよく考えてみると、「なんとなく作ってみた」とか「すすめられたので…」など、特別な理由なく作ったカードがあるのでは?
現金支払いの代わりになれば何でも良いと思う人がいるかもしれませんが、クレジットカードは選別が非常に重要です! 自分のライフスタイルに最適のカードを選び抜くことができれば、節約になるだけでなく日常生活の各シーンで特典にあずかれます。
とりわけ50歳を過ぎると嫌でも定年退職を意識することになりますが、今後のライフスタイルに合ったクレジットカードを選別し、生活が少しでも潤ったら良いですよね。
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目次
何を基準にカードを選ぶべきか?
クレジットカードを選別するとき、どんな要素を考慮すべきでしょうか? セカンドライフでも使えるカードと見ると、以下の点を主に考えてみるのはいかがでしょうか。
年会費
年金と貯蓄に頼らざるを得ない方もいるでしょうから、少しでも出費は抑えたいですよね。年会費無料のカードを選べばカード保有の負担を感じません。
ポイント
ポイントが貯まりやすいカードが断然お得ですから、なるべく還元率が高いカードを選ぶべきです。その他に意識したいのは、貯まったポイントが使いやすいかどうか。
カードによって貯まるポイントの種類が違います。(楽天カード=楽天スーパーポイント、Yahoo! JAPANカード=Tポイントなど) 日常生活で使う機会の多そうなポイントが貯まるカードを選ぶことが大切です。
家族カード
家族みんなで同じカードを保有してポイントを貯めれば効率UPです。メインのカードをあなたが保有したとして、そのカードに無料で家族カードをつけられるかが重要ポイントになります。家族カードとその年会費の有無を確認しましょう。
ETCカード
車を保有している人は時々ETCカードが必要になるかもしれませんが、ETCカードが無料で付帯となるクレジットカードがあります。ETCカードが無料付帯かどうかもチェック項目に入れときましょう。
その他サービス
付帯されるその他サービス、たとえば保険などが充実していると選別候補になるかもしれません。
さて、以上の5つの点を考えながら、おすすめできるクレジットカードをランキング形式でご紹介します。
おすすめのクレジットカードBEST5
第1位 リクルートカード
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リクルートカードの特色 ⇒ 還元率1.20%でリクルートポイントが貯まる
ナイスミドル向けにイチオシのリクルートカード。一番の注目点はポイント還元率です。還元率1.20%は、年会費無料カードの中では第2位(1位はレックスカードライトの1.25%)。ポイントは100円利用で1.2ポイント付与されるので、ポイントが貯めやすいカードです。
リクルートカードはnanacoチャージに利用できるというメリットもあります。たいていのカードはJCBブランドでないとチャージできないのですが、リクルートカードならJCB・VISAどちらでもチャージできます。お好みでJCB或いはVISAブランドを選びましょう。
※リクルートカードVISAでETCカードを発行した場合、年会費は無料ですが新規発行手数料として1,000円+税がかかります。JCBブランドは完全無料となっていますので、ETC発行希望の人は頭に入れておきましょう。
第2位 Yahoo!JAPANカード
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Yahoo! JAPANカードの特色 ⇒ Tポイント派に必須の一枚
Yahoo! JAPANカードの還元率は1.00%と、リクルートカードより若干低め。ポイントはカード利用100円につき1ポイント付与ですが、ヤフーショッピングとLOHACOで利用するとポイント3倍です。またTポイントカードとしても利用できますので、Tポイントを効率よく貯めたいという人にイチオシのカードとなります。
もう一つの注目点は、月額500円でつけられる「プラチナ補償」です。生活の様々なシーンに関連する、合計11種類の補償がワンセットとなった会員限定の保険です。現在加入している各種保険と比較し、月額500円(年で6000円)でニーズを満たすと思えば、追加で加入申請もありかと。
一つ気になるのはETCカード年会費が540円かかる点です。車保有者にとってはマイナスポイントかもしれません。
第3位 楽天カード
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楽天カードの特色 ⇒ 効率よく楽天スーパーポイントを貯められるカード
楽天カードの基本還元率は1.00%ですが、楽天グループ内で利用すると2.00%になります。100円につき1ポイント付与されますし、効率よく楽天スーパーポイントを貯めたい人に最適の一枚です。
リクルートカードと同じく楽天カードもnanacoにチャージができるカードです。しかし、チャージができるのはJCBブランドのみ。他にVISAとMasterもありますが、nanacoへチャージ予定がある人はJCB選択が必須です。
先に挙げたYahoo! JAPANカードと同じく、ETCカードに年会費がかかるのは残念なところ。
第4位 イオンカード(WAON一体型)
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イオンカード(WAON一体型)の特色 ⇒ イオン系列で威力発揮、利用額割引サービスが多い
イオンカードの最大のメリットはイオン系に強い一枚だという点です。イオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンター、サンデー、ザ・ビッグでカードを利用すると割引サービスやポイント倍増特典を受けられますので、イオン系店舗をよく利用する人におすすめです。
ナイスミドル(55歳以上)だけの特典ですが、毎月15日は5%OFFになります。その他に…
・毎月20・30日はお客様感謝デー、5%OFF
・毎月10日はポイント2倍
・5のつく日はポイント2倍
…と、毎月5、10、15、20、25、30日は何らかの特典があります。お得に買物をしつつポイントも貯められる、ナイスミドルにおすすめの一枚です。ただし、基本還元率は0.5%と一般的で、もう少し還元率が高いと最高なのですが。
イオン利用者は持っておきたい:イオンカード(WAON一体型)
第5位 セゾンカードインターナショナル
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セゾンカードの特色 ⇒ 永久不滅ポイントは有効期限がないのでポイントを確実に消費できる
セゾンカードのポイントは文字通り “永久不滅” ですので、確実にポイントを消費したいナイスミドルに向いています。ネットサイトの「永久不滅.com」を経由してショッピングするとポイントは最大で30倍ですから、ぜひ活用したいところ。
また、毎月5日と20日に西友、LIVIN、サニーで買い物をすると5%オフですので、家の近くにそれら店舗があるならメリットのあるカードです。
セゾンカードも基本還元率は0.5%と高還元率カードではないので、ポイントを手堅く消費したい人向けの一枚と言えそうです。
まとめ
ナイスミドルがカードを取得する場合…
・ポイント還元率
・家族カードとその年会費
・ETCカードとその年会費
・その他ナイスミドル向けのサービス
…と、幾つかの要素を鑑みながら選別することが重要です。あなたのライフスタイルに最適のカードを選択し、生活にほんのちょっとの潤いを。潤いはプライスレス。(執筆者:堀 聖人)