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貯金できる人できない人、その決定的な違いは、思考回路にあります。そこで今回は、その具体的な例を2つ取り上げてみましょう。
目次
1) クレジットカードを使いすぎると物欲感が増す
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まず、皆さんもよくクレジットカード決済で買い物などをすると思いますが、今の時代において大変便利なシステムです。ところが注意して頂きたいのが、よくポイント付与される目的で、クレジットカード払いを多くされる人がいます。
計画の範囲内での出費であればプラスポイント付与でお得感はありますが、実は頻繁にクレジットカード払いをしていると、ついうっかり計画外での買い物は意外に多くなりがちです。
やがて思考回路が、ポイント集めに執着が強まり購買意欲が上がり、いっそう物欲感が増します。その結果、物欲中心の満足感が優先してしまい、気付かぬうちに、出費がかさみ貯まらないというのが、貯金できない人の典型です。
人の幸福感や満足感は何も物欲だけではありませんので、もし購買意欲が強く貯金できない人は、もっと別の趣味などで楽しみを見つけて、物欲満足から解放されるように努めて下さい。
2) スーパーなどの食品売り場で差が出やすい訳
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貯金できる人できない人の差が出やすい場所があります。それは、日常的に消費しているスーパーなどの食品売り場です。
皆さんはスーパーの食品売り場のレイアウトが概ね「青果」→「魚・肉」→「惣菜・乳製品」という流れであることにお気付きですか?
店側はそのレイアウトを活用して、店頭などだけでなく、くまなく店内を1周してもらうことで、一品でも多くレジへ運んでもらいたいがための動線作りをしています。
少し見ていきますと、入り口付近の「青果」は季節感を与え、いっそう購買意欲を高めることから始まり、「魚・肉」は食卓のメインであるため、店内の奥に設置することで、誘導を図ります。
また、「惣菜」は、あくまでもメインでなく、プラス数品として購入してもらいたいのでようやく顔を見せます。最後に「乳製品」はどの家庭でも必要なので、これらを最後に置くことで、顧客が食品売り場を1周することにつながる訳です。
ではなぜ食品売り場で差が出やすいかを見ていきましょう。
貯金できる人はスーパーに行く前に、まず冷蔵庫に何が残っているのかを把握しながらスーパーに行き1周します。
そこでお買得品などをチェックしたあとで、今夜の献立物を最終的に決めるので、無駄のない買い物の仕方が身に付いています。結果的に余計な購買意欲にのせられず、予算内の買い物が出来る訳です。
また、貯金できない人は、その逆で、まず冷蔵庫内の把握が無いままスーパーに行き、1周することで、要らないものまでつい買ってしまうことが日常的であり、結果的に貯まらない状態が習慣化している訳です。
おわりに
前にも言いましたが、貯金できる人は、将来を見込んで何らかの形で、ライフイベント(前もって予定している事)を考えており、ある程度将来必要な出費が明確化されています。
それを逆算して毎月毎年いくら貯めなければならない環境がすでに整っています。つまりそのような思考回路になっているから貯められるのです。
貯金できない人は、まず毎月数千円からでも良いので、積立定期預金などから始めることです。それ無くしてはお金は貯まりません。
ぜひ、「ちりも積もれば山となる」そんな感覚を身に付けて、ご自身の将来のライフプランに備えて頂ければと思います。(執筆者:長坂 保)