先日、「【3か月前先回り投資術】本当に利益がでたのか調べてみた」の記事の中で、3か月前先回り投資術が有効であること、お話させていただきました。
まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらの記事を先に読んでいただければと思います。コチラ⇒【3か月前先回り投資術】本当に利益がでたのか調べてみた
今回は、11月に株主権利が確定する銘柄から厳選してご紹介したいと思います。8月は中国発の世界同時株安が勃発しており、注目銘柄の中に割安と言える銘柄が出てくると思われます。
11月の権利確定に向けて、今のうちに狙い目の銘柄をしっかり見ておきましょう。
目次
11月権利確定銘柄厳選5つ
まず、11月に権利確定する銘柄から狙い目の株をピックアップするための条件は、以下の3つです。
2．配当ありで且つ高配当株
3．10万円前後のお手頃株
これら条件に適う銘柄を探してみました。
候補となる10銘柄をピックアップしてみました。
執筆したのは8月24日。世界同時株安の真っ只中でして、株価がかなり下落したのもあり、一覧表に入れた銘柄はすべて15万円以下で買えます。
（配当金÷株価）×100で算出する配当利回りですが、最も高利回りなのがリベレステの4.15%。次いで、サムティの3.10%です。高配当利回りの目安は3.0%以上ですから、この目安を越えているのは2銘柄のみになります。
ただし、株主優待商品の価値を計算した総利回りならば、かなり高利回りの銘柄が続出です。その銘柄は、先に挙げたリベレステとサムティの他に、タマホーム、スター・マイカ、日本フィルコンの合計5銘柄となります。
とりわけ注目度大なのが、サムティ。総利回りはなんと9.31%に。各銘柄の詳細を見てみましょう。
1．サムティ（3244）
配当：30円予定
株主優待：100株以上保有者にセンターホテル東京と大阪の宿泊割引券3000円分1枚ずつ贈呈（計2枚、6000円分の割引）
サムティの優待は計6000円分のホテル宿泊割引券。配当の30円（×100株）と合わせて、総利回りは9.31%。世界同時株安で株価急落した今、狙い時かも。
2．リベレステ（8887）
配当：30円予定
株主優待：レイクサイド富士・山中湖 宿泊利用券1泊2食8,100円（←自費です。優待ではありません）
以前は、星野リゾート裏磐梯ホテル宿泊優待券1枚（約5,000円ほど宿泊料金が割引になる）も貰えたのですが、残念ながら昨季終了に。というわけで、リベレステの優待商品は実質優待ではなく、ただの利用券になります。自費で自社保養所に泊まれるというだけの利用券ですから、優待改悪です。
しかし、配当金は100株保有で3000円受取れます。4%オーバーですから、かなりの高利回りと言って良いかと。
3．タマホーム（1419）
配当：10円予定
株主優待：100株保有で500円分のQUOカード贈呈（年2回）
1年間保有で1000円分のQUOカード（500円分×2枚）が貰えるタマホーム。保有期間が3年を以上だと、1000円のQUOカードを2枚/年貰えるので、総利回りはさらにUPします。長期保有を考えても良いかもしれません。お手頃価格ですしね。
4．日本フィルコン（5942）
配当：8円予定
株主優待：100株保有で1000円相当のワイン贈呈。
株主優待としてワインをくれる企業はとても少ないので、日本フィルコンはある意味貴重な会社です。1000株保有だと2000円相当のワインになるらしいですが、100株保有で1000円相当のワインが貰えるのですから、1000株で2000円のワインというのはちょっと割に合わないですね。
「株主優待でワインをもらった～」というのを話のネタにできる、というのは日本フィルコンを保有するメリット（かも）。
5．スター・マイカ（3230）
配当：25円予定
株主優待：100株保有で2000円相当の美容関連商品贈呈（11月末）
業績絶好調のスター・マイカ。業績UPに伴い株価も跳ね上がっていたのですが、先にふれた世界同時株安で急落。狙うなら、“今でしょ”。（←もう古いですね、これ）
3か月前先回り投資術で11月権利確定銘柄を買う まとめ
11月権利確定銘柄で注目したいのは5銘柄ありました。
・リベレステ
・タマホーム
・日本フィルコン
・スター・マイカ
くどいですが、世界同時株安発生中のため、株の売買には十分注意してください。安くなったから、というだけで飛びつかないこと。鉄則です。相場状況がある程度落ち着いてから買っても遅くありません。（執筆者：堀 聖人）
