我が家は現在、家計簿はつけていません。私も夫も元々めんどくさがりの性格に加えて、忙しすぎて家計簿が管理できないからです。
とはいえ、全く何もしないのはさすがに不安なので、コストゼロの簡易管理をしています。
これが意外と節約効果がある方法で、しかも超がつくほど簡単。私と同じく時間のない方や家計簿つけが苦手な方、日々の無駄遣いに悩んでいる方、気がつくとお財布からお金がなくなっているの! とお悩みの方にも試してみて欲しい方法です。
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レシート貯めるだけでいい、手間ゼロ管理
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私が実践している方法を、我が家では『コストゼロ管理』と呼んでいます。手間ゼロ、時間ゼロ、必要な道具もゼロ、やることはとてもシンプルに2つだけ。
2.レシートを1か月間お財布に入れっぱなしにする
というものです。
お財布に貯めたレシートで何かするということはしていません。(ズボラだからできないといった方が正しい表現ですが)
ただし月に1回、溜まったレシートをまとめて捨てるというマイルールは設けています。捨てるときにざっとレシートに目を通すようにしているのですが、これをすると1か月の支出の内訳がざっくり把握できたり、案外無駄遣いが多いことなど色々なことに気づきます。
例えば休日に2度も3度も家族揃ってカフェでお茶している日があったり、スーパーでお菓子を意味もなく大量に買い込んでいる日があったり。この月イチの1人反省会をしておくと、次に衝動買いしそうなときにストッパーとして威力を発揮してくれるんですよね。
「先月はお茶しすぎだったから、今日は缶コーヒーで我慢しよう!」とか。
レシート自体が現金支出の履歴なので、細かく家計簿をつけなくても自分のお金の使い方の「くせ」を見つけたり、この1か月間何にどのくらい使ったかを大まかに把握して節約につなげることは充分可能なんです。
レシート束は支出の「見える化」ツール
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ところで、このやり方はお財布にレシートを入れっぱなしにするので時間がたつとだんだんお財布がパンパンになってきますよね。この
「レシートでパンパンに膨れたお財布」が、衝動買いしそうなときに物欲にブレーキをかけてくれることがあります。
という感じです。使ったお金の量をレシートの枚数として「見える化」することによって、支出の状況を感覚的につかむことに役立てています。ぱっと見るだけで状況を把握できるようにしておく「見える化」テクニックはとっても有効な手法です。我が家では子供の金銭教育にもこのテクニックを取り入れているんですよ。
自分に合った管理方法をみつけよう
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実は私の場合は、家計簿で細かく数字を並べて支出額の管理をしていた時よりも今のやり方に変えてからのほうが無駄遣いが目に見えて激減しています。我が家の家計の問題点として、気づいたら現金がどんどんなくなっていく「使途不明金の多さ」が悩みどころだったのですが、この管理法に変えることによってスッキリ解決。
しかも、レシートでパンパンに膨らんだお財布の「見た目」のほうがダイレクトに無駄遣いへの危機感を感じたり、節約のモチベーションにつながっているので私にあったやり方だと思っています。
パンパンに膨らんだお財布を人に見られるのは恥ずかしい時もありますが、これも無駄遣い防止という大きな目的のためと割りきっています。
世の中色々な家計管理法や節約術がありますが、自分のライフスタイルと相性の良い無理のないやり方を確立している人は節約も楽しんでいますよね。今家計管理がうまくできないと悩んでいる方がいたら、それはきっと自分にそのやり方が合っていないから。色々試して自分が「これならいける!」と思える管理方法を見つけてみてくださいね。(執筆者:山内 理恵)