旅行シーズンになれば国内外の観光地へ赴く方が少なくないと思いますが、旅行のときに節約をどの程度考えていますか？
というのも、旅行は生活する上での必須のものではなく、一般的に「贅沢」の域として考えられています。
では、実際の旅行はホテルや旅館の予約から始まり、メインは目的地へ行ってから現地を楽しむこと。それから帰途につくまでが旅行なのですが、その行程の中で好きなだけお金を使うのが “贅沢品”ともいえる旅行のあるべき姿なのでしょうか？
それとも、旅行のときと言えども、あらゆる面で徹底して節約し旅費を安く抑えるのが理想的なのでしょうか？
これは個々の価値観によって決めるものですので、正解はないかもしれません。しかし、旅行におけるお金の使い方として、ある程度の理想を考えてみたいと思います。
目次
この記事の結論
・旅行中の宿泊費は節約できる
・旅行中のプライスレスなものは節約しなくて良い
このポイントをおさえると、旅行そのものを満喫できます。
温泉旅行の旅館を探してみて思ったこと
私事で恐縮ですが、温泉一泊旅行に行ってきました。関東圏の “ある温泉街” です。
温泉に一泊するにあたり、旅館を予約しなければなりません。露天風呂があって、大浴場が広く、お湯は源泉かけ流し。部屋は和室で評判の良いところ、などなど。ある程度の条件を定め、候補となる宿泊先を決めます。
宿泊先を決めたら、すぐに予約…します？
いや、ここって旅行の行程の中で節約して良いポイントではないでしょうか。
宿泊先は各旅行サイトを徹底比較して節約
宿泊したい候補先を決めたら、各旅行サイトを徹底比較します。主な旅行サイトと言えば…
【楽天トラベル】
【じゃらんnet】
【HIS】
…など、いろいろな旅行サイトがありますが、宿泊候補先の値段やサービスを徹底比較します。そして、同じ宿泊先でも最安値提供の旅行サイトで予約すれば節約になりますよね。
クレジットカードの利用法も節約に
もちろん、クレジットカード支払いなら獲得するポイントの量や種類が変わってくるので、ポイント還元率やポイントの種類を含めて予約すると、より節約になります。
たとえば、リクルートカードでの支払いならじゃらんnet、楽天カードでの支払いなら楽天トラベルというように、何のカードを使って予約するかも節約術に含まれます。
今回利用したのは、JTB窓口
宿泊したい旅館にもとづいて各サイトを比較しましたが、結局利用したのは「JTB」の窓口です。
正確に言うと、JTB旅行代理店に電話をかけ旅館を予約。その後JTB窓口へ行って支払をしました。なぜわざわざJTB店舗へ行ったかというと、8,000円分ものJTB旅行券が家の中で眠っていたからでして。
こういう機会でないとなかなか旅行券は使えないので、今回は最安の旅行サイト経由での予約ではなく、8,000円分の旅行券を利用する方向で旅館の予約をしました。
もともとは頂き物の旅行券ですから、8,000円分の節約になったと言えると思います。
旅館代金は26,000円（税抜24,075円）でしたので、旅行券8,000円分を差し引いた18,000円をクレジットカードで支払い。
利用クレジットカードは私のメインカード「リクルートカードプラス」ですから、ポイント還元率2.0%。この支払いで約360ポイントのリクルートポイントを獲得したことになります。
結果的にJTB店舗での予約でしたが、いずれにしろ「宿泊費用」に関して言えること。それは身の丈に応じた節約を考えるべきかなと。
節約を考えなくて良いポイント
温泉に着きました。
誰も起きていない朝5時に露天風呂へ行き、写真を撮らせていただきました。朝のひんやりした空気の中で入る露天風呂、最高でした。
露天風呂の話はおいておきましょう。もう一点考えたいのは、旅行の中で節約しなくて良い点は何でしょうか？ 私事で恐縮ですが、コレは節約しなくて良いポイントだと思っています↓
これはアサヒさんの「エクストラコールド」という生ビールです。－2℃らしいです。風呂上りに飲む生ビール。最高の贅沢です。この一杯、節約すべきなのでしょうか？
実はこのビール、一杯900円もします。
生中一杯900円って、安くないですよね。鳥貴族だったら、プレミアムモルツの生中が一杯280円です。
じゃあ、鳥貴族で一杯280円で飲めるんだから、温泉での一杯900円は高すぎる、飲まずに節約だ！ って考えるべきなのでしょうか。
一般的に、旅行中にそうは考えないと思われます。旅行中に、しかも温泉地での風呂上りの一杯は “プライスレス” ですよね。
だから、ここは節約するポイントではないかと思うんです。
もちろん、個々の価値観は違いますので、生ビールは節約する必要がないと考えるべきだというわけではありません。
要は、旅行中でしか得られないプライスレスなものは、まさに格別。節約を考えずにそれを楽しむなら、旅行そのものを楽しめると思うのです。
節約すべきところとそうでないところを見定め、旅行そのものを楽しみましょう！（執筆者：堀 聖人）
