クレジットカードを利用者がただ使っているだけでは、カードの発行会社は何の利益にもなりません。カード発行会社は、お店側から手数料を徴収することによって利益を得ているわけですが、お店側だけでなく利用者側からも徴収する手数料があります。
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目次
年会費
まずは年会費ですが、年会費を徴収しないクレジットカードも少なくありません。
年会費がかかるクレジットカードは、その分ポイント還元率が高かったりサービスが充実していたりなどするので、一概に損とは言えない手数料ですね。
解約手数料
ほぼ100%、解約手数料を徴収するクレジットカードは存在しません。
ただし、若者向けのゴールドカードである「JCB CARD EXTAGE」は、最初の更新年である5年を待たずに退会を希望する場合には、カードの発行手数料として税別2000円を徴収することになっており、実質解約手数料が発生する珍しいカードです。
支払い方法による手数料
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クレジットカードは金額に応じて様々な支払方法を選択できるのが大きなメリットですが、どの支払方法を選択することで手数料が発生する可能性があります。
1回払いや2回払いであれば手数料は発生しませんが、これが3回以上の分割払いになってしまうと例外なく金利手数料がかかってしまいます。分割払いと似た支払い方法にリボ払いがありますが、リボ払いも金利手数料が発生します。ただし、一括払いすることによって手数料がかからないカードもあります。
ボーナス払いに関しては、ボーナス1回払いですと金利手数料がかかるケースは少ないですが、ボーナス2回払いですと金利手数料に加えてボーナス払いの手数料が別途発生する可能性もあります。
外国通貨で決済した際の手数料
海外でショッピングをした際、お店側からカード会社への請求は外国通貨建てで行われますが、カード会社でそれを日本円に換算する際に、利用者に事務処理手数料を支払ってもらう場合が多いです。
多くの手数料は支払ったところで何の得もないもの。支払い方法やカードをよく見極めて、払う必要のない手数料は払わないようにしましょう。(執筆者:角野 達仁)