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【3カ月前先回り投資術】の準備を 株を高値で売る確率を67.4%以上にする方法

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【3カ月前先回り投資術】の準備を 株を高値で売る確率を67.4%以上にする方法

「株を安値で買うことはできても高値で売るのが難しい。」

このように感じる人は少なくありません。実際、どうすれば高値で売ることができますか? と聞かれることが度々あります。

株価の最高値を見分けるのはプロのトレーダーでも手こずると言われています。しかし、毎月一度紹介している【3か月前先回り投資術】において、高値で売る確率を上げる方法がありますのでご紹介します。

この記事の結論

・優待銘柄
・総利回りが高い銘柄
・20万円以下のお手頃株

この3条件に適った銘柄を選定し、その中から四季報などを参考にして業績の良い銘柄を厳選すると、67.4%以上の確率で3か月後に値上がりすることが分かりました。

権利確定日前のどの時点で最高値をマークすることが多いのか調べてみた


【3か月前先回り投資術】の銘柄選定における条件に株主優待設定銘柄であることはもちろん、お手頃価格、高くても20万円以下で買える銘柄を条件として設定しています。


そして、権利確定月の3か月前の株価がある程度安いときに買い、値上がりしたところで売る。これが理想なのですが、「値上がりしたときのどの時点で売るか」、この判断がなかなか難しいわけですね。

売った後にさらに株価が上がるのではないかと心の葛藤が生じ、なかなか売れない。または、売ったあとに株価がさらに上昇し悔しい思いをする。よくある話です。

覚えておきたい前提は、毎回最高値で売るのはほぼ不可能という事実を受け入れることです。これは株投資の重要なステップですから、肝に銘じておきましょう。

権利確定日前の何日前に最高値をマークする傾向があるのか

さて、ここからが本題ですが、権利確定日前の何日前に最高値をマークする傾向にあるのか、そのデータがあれば最高値により近い価格で株を売却することが可能になります。

そこで、100銘柄を調べてみました。

調べた100銘柄は、3月が配当または株主優待の権利確定月であり、かつ10万円以下で買えるお手頃価格の銘柄です。

仮に3か月前にあたる12月30日の大納会(東京証券取引所の年内最終取引日のこと)に株を買ったとして、権利付最終日(2015年3月が権利確定の銘柄は、3月26日が権利付最終日でした)までの間、何月何日に最高値をマークしたのでしょうか。

2014年12月~2015年3月のデータに基づく以下の表をご覧ください。






(順不同)

簡単に総括すると…

12月30日の大納会が最高値だった銘柄:3
1月前半に最高値をマークした銘柄:12
1月後半に最高値をマークした銘柄:12
2月前半に最高値をマークした銘柄:8
2月後半に最高値をマークした銘柄:9
3月1~10日に最高値をマークした銘柄:12
3月11~20日に最高値をマークした銘柄:20
3月21~26日に最高値をマークした銘柄:24

以上の通りです。

最高値をマークした日から読み取れること

では、3月権利確定銘柄が最高値をマークした日付のデータから読み取れることは何でしょうか?

1)権利確定月である3月に最高値をマークする確率は56%

単純計算になりますが、100銘柄のうち56銘柄が3月のいずれかの日に最高値をマークしています。とりわけ権利付最終日にもっとも近い3月21~26日に最高値をつけたのが24銘柄と、最多です。

つまり、厳選した銘柄を3カ月前に購入し、3月権利付最終日を含めたいずれかの日に売れば56%の確率でしっかり利益を得られる計算になります。もちろん、継続保有で株主優待や配当権利を獲得するのも選択肢の一つです。

2)業績の悪い銘柄を除外することで、利益獲得のチャンスは67.4%にアップ

56%の確率はそれほど高いものではありませんが、業績の悪い銘柄を除外すれば利益獲得のチャンスは64.7%にアップします。

上の表の大納会と1月に最高値をマークした銘柄をご覧ください。赤字表示になっている銘柄が17ありますが、それは文字通り業績が赤字または不振の銘柄です。2015年3月期決算における各数値(売上や純利益、1株益など)を鑑みて、業績不振の銘柄を赤字で表示してあります。

銘柄選定時にそれら業績が芳しくない銘柄を除外するなら、保有株が3月に値上がりする確率が67.4%にアップします。

目ぼしい銘柄の過去の値動きを調べること

3月に値上がりするであろう銘柄を見つけたら、その銘柄が去年、または過去の1~3月にどのような値動きをしたか調べましょう。

もし3月に値上がりする傾向にあるなら、優待銘柄として今年も3月に値上がりする確率が高いことになります。過去の値動きを調べれば、保有株が3月に値上がりする確率67.4%がさらに上昇するでしょう。

3か月前先回り投資術で成功する秘訣 まとめ


・優待銘柄


・総利回りが高い銘柄


・20万円以下のお手頃株


この条件に適った銘柄を選定し、その中から四季報などを参考にして業績の良い銘柄をピックアップします。そして、過去の値動きを調べ権利確定月に値上がりする傾向にある銘柄を厳選しましょう。

この手順を踏めば、かなり高い確率で利益を得られる計算になりますし、損失なく株主優待権利を獲得できると思われます。興味のある方は試してみてください。

3月が権利確定月となっている銘柄は1年の中で最多となっています。その中でどの銘柄を狙うべきか。銘柄選定がすみましたら、紹介しますね。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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