Q:12月末に平成28年税制改正大綱が発表されましたが、この中で、消費税に関する改正のポイントはなんでしょうか?
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目次
解説
消費税率の改正にともない、軽減税率の範囲、請求書の記載方法などが設けられました。ただし、具体的な取扱いは今後徐々に明らかになる見込みです。
1. 軽減税率の導入
平成29年4月1日から消費税率が 8%から 10%になることに伴い、酒類及び外食を除 く飲食料品と定期購読契約が締結された週2回以上発行される新聞について軽減税率の8%が導入されます。
2. 現行制度との比較
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3. 請求書の種類
区分記載請求書……現行の請求書の内容に追加して、内容ごとに8%と10%を区分して記載したもの。
適格請求書……区分記載請求書に、登録した発行会社の社名、事業者番号等を記載したもの 。
要するに
消費税率のアップに伴い、食料品など一部、軽減税率が導入されます。これに伴い、請求書の記載内容等にも変更があります。まだ、一部、取扱いについて不明瞭な部分が残っていますが、詳細は今後、徐々に明らかになると思われます。(執筆者:小嶋 大志)