冬物はクリーニングに出すようなものが多いので、臨時出費がかさみますよね。
でも、冬物もたいていは自宅で洗濯ができます!
わたしはたいていのものは自宅で洗濯していて、冬物衣料も例外ではありません。
我が家の場合、改めて計算すると今年は合計1万4,000円分の節約効果があったので、冬物衣料を自宅で洗濯する方法を紹介しますね。
目次
我が家にある「クリーニング系冬物衣料」
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クリーニング系冬物衣料とは、
本来ならクリーニング代を払ってプロにクリーニングしてもらう冬物衣料
を指します。
ダウン系衣料
子供のダウンジャケット(1)
子供のダウンジャケット(2)
ダウンは、クリーニングに出すとだいたい1着2,000円ほどかかります。
もっと安いところもありますが、安いクリーニングに出して汚れが落ちなかったり、品質が損なわれても怖いですよね。
というわけで、相場は2,000円ぐらい。我が家の場合は合計6,000円かかる計算です。
大きな冬物衣料
カーペット(ラグ)
キルティングのこたつ布団やシャギーラグなど、自宅で洗濯が難しいものが多いですよね。
こたつ布団(掛布団)は相場が2,000円ほど。
カーペットの場合は180×180サイズのもので6,000円ぐらいが相場です。
我が家の場合は、合計8,000円かかることに。
すべてのクリーニング系冬物衣料をクリーニングに出してしまうと14,000円かかるということになります。
ダウンを洗濯する方法
【水洗いできるダウンですか?】
はじめに、洗濯表示を確認して水洗いができるかどうか確認してみてください。わたしは水洗い不可のものでも洗ってしまいますが、それは自己責任でお願いします。縮んだり、ペタンコになったり、風合いが著しく損なわれる場合もあります。
わたしのダウンコートは、色も白なので汚れが目立ちます。
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袖口やポケットの部分などには黒ずんだ汚れが……。
まずは、予洗いをしましょう!
用意するのは
・水
・固形石鹸
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歯ブラシを使って、汚れている部分を濡らしていきます。
次に、水で濡らした石鹸を汚れている部分にこすり付けます。
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そして、歯ブラシでこすっていきます。
表面が泡立つぐらいが目安。泡立たない場合は石鹸をもう少し付けた方がいいでしょう。
【注意】
あまり強くこすりすぎると生地が傷んでしまいます。固いブラシを使わないでください。使い古しの歯ブラシでも力を入れすぎないようにしましょう。
予洗いが終わったら、洗濯機に入れます!
まずは、ファスナーやボタンをすべてとめます。
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たたみます。
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ネットに入れます。
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わたしはぬるま湯と水を混ぜて洗濯します。だいたい25~30度程度。冷たすぎると汚れ落ちが悪く、温度が高すぎるとダウンの油分を奪いすぎてしまいます。
手で触ってみて、「ぬるいな」と感じるぐらいが目安です。
そこへ、中性洗剤を入れましょう。
普通の洗濯洗剤や石けんではなく、中性洗剤がおすすめです。
一般的な洗濯洗剤や石けんは弱アルカリ性です。中性洗剤より弱アルカリ性の方が汚れは落ちるのですが、デリケートな素材の衣類は傷みやすくなります。
ちなみに、アクロンやエマールといったおしゃれ着洗い用洗剤は「中性洗剤」です。
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ここから押し洗い!
両手を洗濯槽にツッコんで、じゃぶじゃぶと押し洗いしてください。ダウンを持ってこすり洗いしないように。
40回ほど押し洗いしたら、「洗い」は終了です。
あとはすすぎを2回ほどして、最後に3分ほど脱水すれば完了です。
ただ、ここからは洗濯機に任せても大丈夫そうです。
ドライコースを選択し、スタート。約30分で脱水まで完了します。
脱水まで終わったら、干していきましょう。
ダウンは平干しが基本です。
ハンガーを数本使ったり、タオル掛けに渡して干すという方法もありますね。
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ポケットの部分も黒ずんでいたのですが、きれいな白に戻りました!
こたつ布団やカーペットは洗濯できるものを
こたつ布団やカーペットといった大きなものは、家庭用の洗濯機に入らないことも多いですよね。
わたしが自宅で洗濯できるのは、「自宅で洗濯できるものを購入しているから」です。
これが、我が家のこたつ布団。
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表面がマイクロファイバー素材、その他はフリース素材です。楽天で、5,000円ぐらいでした。
こちらはリビングに敷いているカーペット。
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フリース素材です。ニッセンで、5,000円ぐらいでした。
どちらも普通に洗濯機で洗えるので、ひどいとき(洗濯愛が強いとき)だと週1回ペースで洗濯します。
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もともと、わたしは洗えない素材の布を買うのが苦手です。洗濯できないのって不便じゃないですか……?
さらに、昨年ハウスダスト&ダニアレルギーが発覚し、夫にも堂々と「洗えるモノじゃないと嫌!」と言えるようになったため、「洗えるかどうか」を基準に購入するものが増えました。
フリースのカーペットを買う前は毛足の長いシャギーラグを使っていてわたしも気にっていたのですが、とにかくかゆいし汚れやすいし、実用的ではありませんでした。
クリーニング代が浮くことを考えれば、こたつ布団やカーペットの買い替え費用も1シーズンで回収できますよ。
大きなこたつ布団やカーペットは浴槽で洗える
「うちのカーペットは洗濯機では洗えない!」という方のために、洗濯機以外で洗う方法も紹介しておきましょう。
ただし、手間も労力もかかります。
洗濯機に入らないような大物は、お風呂場で洗うしかありません。
2. 洗濯するモノを入れる
3. 足で踏んで洗う
4. お湯を抜く
5. しっかりと踏んでなるべく水分をなくす
6. 再びお湯を入れ、すすぐ
7. すすぎ2~3回繰り返す
8. 最後にしっかり脱水して干す
と、箇条書きにするとシンプルなものですが、
濡れた布はとにかく重たいです!
こたつ布団やカーペットの重さは尋常ではありません。女性1人だとまず無理ではないでしょうか? 自分もずぶ濡れになる覚悟が必要です。
最後の脱水は、乾いたタオルを大量に使ってください。乾いたタオルを乗せてその上から踏むと、水分を吸収できます。
タオルが濡れたら別の乾いたタオルに取り換える……というのを繰り返します。
脱水が終わったあともまだまだ重たいので、まずは浴槽の「ヘリ」に掛けて干します。
浴室乾燥機があれば活用しましょう。なければ、ファンヒーターや扇風機を使って乾かします。
持ち運べる重さになったら、洗濯竿にうつして干してくださいね。
特に綿入りのこたつ布団は大量の水分を含むので、乾くまでに数日かかる可能性もあります。
節約したいのはクリーニング代か、時間か
自宅で洗濯するとなると、時間も手間もかかります。我が家では洗濯機で洗えるものばかりなのでまだ楽ですが、単純に時間はかかってしまいます。
わたしは外でフルタイムで働いていた頃からこのスタイルなので慣れていますが、それでも「宅配クリーニングを使おうかな」と思ったことはあります。
今は自宅で仕事をする時間も長いので家で洗濯をしていますが、無理をしてまで自宅で洗濯するのがいいのか、考えてみてくださいね。
こたつ布団が洗えない大きさだったり、ダウンが希少なもので「絶対に失敗できない!」と思う場合はクリーニングを利用した方がいいかもしれません。
今回はあくまでも金銭的な節約効果が1万4,000円以上あった、というだけの話なので、お金を節約したいのか、時間を節約したいのか、考えた上で判断すると良いでしょう。(執筆者:吉見 夏実)