人生の三大支出といえば、教育・住宅・老後です。
そして、それに次ぐ大きな支出に、保険とマイカーが挙げられます。
一説には年収1,000万円でも、持ち家・専業主婦(夫)・マイカー・私立学校、このすべてを手に入れることはできないとも言われています。
とはいえ、なくては不便な自動車。今回はその自動車について試算してみたいと思います!
目次
注目のサービス、コスモスマートビーグル
今回はカーリースとレンタカーを比較してみたいと思います。カーリースとは耳慣れない言葉かもしれませんね。
コスモ石油〈5007〉が近年始めたサービスに、「コスモスマートビーグル」というものがあります。
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自由に選んだ自動車(新車)を年単位でリースし、リース期間が過ぎれば返却するか買い取るかを選択できるというものです。
マイカーとレンタカーの費用比較が難しかったのは、マイカーには下取り・カーローン金利・各種税金・自賠責保険・車検費用・その他メンテナンス費用などさまざまな加算要素・不確定要素があったからです。
コスモスマートビーグルが注目なのは、これらすべての費用がすべてコミコミ(下取り費用もはじめから差し引かれている!)で、毎月一定額のリース料を支払うことで、「マイカーのように」自動車に乗ることができることなのです!
ですからレンタカーと比較するのは、不確定要素の多いマイカー(純粋なマイカー)よりも、コスモスマートビーグルのほうが、より利用実態に近い結果が得られるのではと考えています。
あらゆるものがコミコミなのは、レンタカーも同じですからね。
トヨタ「ヴィッツ」でさっそく試算!
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それでは、さっそくトヨタ「ヴィッツ」で試算してみましょう。
レンタカーは私が知る限り一番安い、「ニコニコレンタカー」に代表してもらいます。ニコニコレンタカーではヴィッツは「SPクラス」に分類され、12時間のレンタルでその屋号のとおり2,525円(税込み・会員料金)です。
4半日で約1万円ということですね。
一方ヴィッツを、コスモスマートビーグルでフルメンテナンスが付いた「ゴールドパック」でリースした場合、月々のリース料は次のようになります。
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※頭金・ボーナス払いなし、月間走行距離1,000㎞の契約の場合
平日も自動車に乗るかどうかが分岐点
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試算結果を検証しましょう。
コスモスマートビーグルは契約期間によってリース料がずいぶん異なるのですが、最も安いプランでも、月に約11.5回レンタカーを利用するのと同額だということになりました。
ということは、土日は1か月に8~10回ですから、祝日も合わせてやっと同等になるかどうか、ということになります。もちろん、他のプランではレンタカーのほうがお得だということになりますね。
と、ここまでお金の計算をしてきたところで、マイカー派の方々からの怒号を浴びそうな予感がしています。
「マイカーは男のロマン」だとおっしゃる方もおられますね。
確かに、レンタカーには借りたいときに借りられない、貸し借りに行くのに時間がかかる、慣れない車を運転しなければならないなど、試算には表れない数々のデメリットを抱えています。
ですから、実際にマイカーやカーリースをご利用する方には、それらのデメリットを避けるための費用はいったいいくらなのか、というふうに考えていただければと思うのです。
感覚は人それぞれですから、人によっては「そのくらいの出費ならマイカーのほうが良い!」という結論になることもあるでしょう。
最後に、マイカー派の方に忘れてもらっては困るのが、駐車場代です。これは地域によって大きな差があるので、調べて上の表に加算してみてください。駐車場代1万円につき、レンタカー4回分を足すことになります。(執筆者:徳田 仁美)