相場の急落時は優良株まで株価が大きく下がるため、大量保有するチャンスであると定期的に伝えてきましたが、もちろんそれ以外にも買いチャンスはあります。
具体的には以下のような場合です。
・決算短信発表時
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会社四季報は書店で売られており、3,6,9,12月15日前後に最新号が発売されます。
決算短信とは、決算発表の内容をまとめた書類のことで、四半期開示されます。
発表日は各企業ごとにバラバラですが、上記2つの資料は業績の進捗状況を確認できる貴重なツールです。
多い時では1日で数百社が発表しますが、決算発表を見比べていくと好決算にも関わらず株価の動きが鈍い会社も存在しています。
そうなる理由は主に2つあります。
目次
好決算でも株価の動きが鈍い2つのケース
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1. 事前にアナリストが予想していてサプライズとならないケース
こういう会社には、私はあまり注目していません。
アナリストがフォローしている場合、株価がすでに予想されていたため、決算発表内容が良くても株価が上方向に動かない一方、突然の悪材料が出た場合、株価が大きく下がってしまうからです。
2. 機関投資家や個人投資家などの関心が薄いor全くないケース
たくさんの投資家に注目される企業がある一方、人が見向きもしない地味な企業や会社も存在します。
そして、地味な企業だと好業績が発表されても注目されないまま割安に放置され続けることがあります。
企業価値に見合わないミスプライスが起こっているため、こういう会社は、思い切って買っています。
本来、株価は企業価値と比例しているため業績の向上は株価にとってプラス材料です。利益が増えれば一株価値は高くなるので売買される株価も必然的に高いほうへと動きますが、それが瞬時に反映されないケースがあるのです。
マーケットが後から気づいて、株価が継続上昇していく事例は過去多数ありました。(執筆者:坂本 彰)