6月24日の英国EU離脱によって、同日後場の東京市場から相場は荒れました。
東京市場取引終了後も世界各国にその影響は広がり、まさに株式市場全面安安全通貨とされている日本円には買いが集中し、一時100円を抜けるという超円高が進行し、驚きましたね。
メディアを通じて、個人投資家の声は、大多数が不安を口にされていました。
が、ごくわずか、「残留がかなり織り込まれていたから、離脱にかけたので収益獲得できた」という方の声も取り上げられていましたね。
これら報道を見ていて、「チャンスだ!」という声ままだ聞きませんでしたが、例えばご自身やお子様が海外旅行や海外留学を考えているかたは、「絶好の機会!」とガッツポーズをあげたのではないでしょうか。
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例えば、短期留学を検討しているが、資金面で決断できない方どうでしょう。
いずれも直近1年での比較ですが
£=Y180からY140(▲22%)
AUZ=Y95からY80(▲15%)
となっています。
それぞれ年間の授業を想定すると
英国:180万円 → 140万円
豪州:160万円 → 135万円
(注 公立・州立・私立だけでなく地域や専攻によってもかわります。あくまでも目安です)
と負担が軽くなります。
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今の円高局面で、米国大統領選挙を控えており、協調介入など為替介入はかなり難しい状況です。
もちろんここから、円高が一方的に進行することは考えにくいですが、さりとて、円安に転換することも考えにくいでしょう。
何事も、物事には表と裏があります。
ネガティブにとらえるだけでなくその裏側のポジティブな側面を探すとどんなピンチでもチャンスととられることができます。(執筆者:柴沼 直美)