2016年現在、電車に乗って周りを見渡せば座席に座っている全員がスマホを手にしているのは、もはや当たり前すぎて何も珍しくない時代になってしまいました。
しかし、まだまだこの「スマホ」の捉え方が従来の携帯電話、いわゆるガラケーと同じなままという人も多いのではないでしょうか。
スマホ確かに形状は携帯電話とさして変わらないのですが、中身的にはむしろパソコンの方に近く、そのため特にセキュリティに対する考え方が携帯電話と同じであると非常に危険なのです。
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目次
ウイルス対策アプリを入れているか
その最たるものがスマホウイルスで、近年、持つ人の数に比例してウイルスによるスマートフォンの被害件数が上がってきているのです。
これまで携帯電話にウイルス対策アプリを入れるということはなく、対策を怠って自分は大丈夫だと勝手な認識をしてソフトの導入をやめるなどして、結果としてウイルスに侵されて費用がかかってしまうということになるのです。
確かにスマホウイルスの対応ソフトは安くはありませんが、もしもウイルスに感染してしまったら、それによる被害額の方がよっぽど高くなってしまうのです。
個人情報の宝庫であるスマホの情報が盗まれると……?
なぜスマホウイルスは蔓延しているのかというと、持ち手の人数が増えればそれに比例して悪どいことを考える人は多くなり、その結果ウイルスも猛威を振るうことになるのです。
それゆえ対策をしっかりとしていないとあっさりと侵入されて壊れてしまいます。しかもただ壊れるだけなら自分だけがショックを受けるだけですが、スマホウイルスはパソコンのウイルスと一緒で、時と場合によっては他者に被害を出すこともあるのです。
被害の一例…
・ ユーザーアカウントが乗っ取られてしまう
・ 中継点にされてそこからさらにウイルスが広められる
・ パスワードなどが盗まれる
・ 有料サイトに勝手に登録されてしまう
・ 勝手に国際電話にダイヤルされてしまう
・ 通話を盗聴されてしまう
などなど、タダでは済まない被害がいっぱい潜んでいます。
特に国際電話へ勝手に通話されてしまうウイルスなどは10万円近くの被害額が発生した例もあります。パソコンと同様の中身になったことで脅威も強まってしまっているのです。
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有料であっても対策アプリは入れるべき
それゆえ対策は必要なものとなり、ウイルス対策アプリは安くはないですが、もしものことを考えて購入したほうがいいのです。
スマホは今はなくてはならないものとなっていて、便利なツールであるのですが、それは安全が保たれているのが絶対的な条件であって、ウイルスに侵されると危険なものと変わってしまうのです。
それゆえ自分自身で防備できることはしっかりとしておくこと、インターネットで全世界に繋がっていることは、時と場合において自分が加害者となってしまうこともありますので、注意する必要があるのです。
スマホ=小さいPCと認識すべし
そしてウイルス対応ソフトですが、メーカーによっていろいろな値段や内容がありますので、自分にとって何が必要なのかを見極めて選ぶ必要があるのです。
単純に値段だけではなく、内容や種類、さらにはアフターケアなどをしっかりと考えた上で必要なものを選ぶこと、それが結果として自分のスマホを守ることに繋がるのです。
スマホを持つからにはウイルス対応は必ずすること、携帯電話ではなくパソコンを持ち歩いている認識こそが必要なのです。(執筆者:小野 雄吾)