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有名モデルが体現するファッションブランド
ミランダ・カーをご存知でしょうか? もはや説明不要かもしれません。世界を代表するファッションアイコンですね。
日本でもサマンサタバサのCMに出演する等、各メディアに引っ張りダコ。彼女が着た服や鞄は一瞬にして全世界で品薄になると言うから驚きです。
そんな彼女が今年体現しているファッションが「アスレジャー」。アスレチックとレジャーをミックスしたカジュアルかつスポーティーなファッションです。
ミランダのみならず世界の歌姫テイラーも取り入れているスタイル。もうじき世界のファッショントレンドはアスレジャー! なんてことになるかもしれませんね。
今年は米国発のアスレジャー関連銘柄に大注目です。今現在、決算シーズン真っ只中の米国市場。企業業績も比較的良好です。雇用情勢を見てもしっかり。失業率を見てもほぼ完全雇用。
円高の今こそ米国株に妙味があります。なかでもアスレジャー関連には大注目です。
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日本とは上昇の「質」が違う 主力株主体に実需の買いが入る米国市場
ここもとの株式市場は日米共に堅調推移。イギリスのEU離脱問題も一段落し、徐々に相場もリスクオンになってきました。
しかし、株価の上昇にも「質」が有ります。投資の確度を高める為には、上昇の「質」を判断した上で投資をすることが必要不可欠です。例えば、ここもとの日本市場。
上昇の主たる要因は参院選通過後の政策期待です。金融政策を鑑みても、マイナス金利を導入しているくらいですからお世辞にも景気が良いとは言えません。
実需が伴わない上昇は急落のリスクを内包しています。一方で、米国市場。とにかく今回の決算も主力企業の内容が非常に良い。
アップルやグーグルの親会社であるアルファベット、更にはFacebook、アマゾンまで。まさに千両役者揃い踏みです。
企業業績も雇用情勢もしっかりしている米国。つまり、基礎的経済条件に基づき買いが入るということです。これこそが「質」の良い上昇なのです。
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出遅れ銘柄に注目 米国アスレジャー銘柄3選
ここからは個別銘柄を取り上げさせて頂きます。
ルルレモンアスレティカ(LULU)
まずは、ルルレモンアスレティカ(LULU)。
アスレジャーファッションの雄です。発祥はカナダですが米NASDAQ市場に上場しています。ミランダ愛用のファッションウェアだけあって、株価も好調。
年初には$55.86だった株価も7月末時点で$77台後半。約40%の上昇をみせています。
アンダーアーマー(UA)
ここ数年プロアスリートに大人気のアンダーアーマー(UA)も忘れてはなりません。
アディダスを打ち砕き、一時ナイキに迫る成長を見せた同社の株も昨秋以降は調整局面入り。52週高値の$52.9に対し、現状$30半ばでの推移が続きます。
好調なルルレモンの株価に対してかなりの出遅れを見せています。中長期のスタンスで投資するにはおもしろいかもしれません。
NIKE(NKE)
最後に皆さんご存知のNIKE(NKE)。
ニューヨークダウ30種構成銘柄です。こちらも52週高値の$68.20に対して現状$50台半ばでの推移。明らかに出遅れています。
現状の為替水準を考えても、アスレジャーの出遅れ関連には妙味があるかもしれません。後々為替がドル高に振れれば、米国での売上比率が高い小売り関連は恩恵を受けやすいですからね。
今後の動向にも要注目です。(執筆者:徳田陽太)
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