ボジョレー・ヌーボーとあわせて楽しみたいものと言えば、ナチュラルチーズです。ただしナチュラルチーズは、日本で買おうと思うと、とても高くなります。これは関税がかかっていることや輸送費が必要なことなどがその理由です。
という人のために、ナチュラルチーズを安く買う方法を、チーズの資格を持つ私がお教えします。
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目次
産地を見てみよう
一概には言えませんが、同じ「ナチュラルチーズ」といっても、知名度のある産地のものや知名度の高いチーズなどは高くなりがちです。
たとえば、同じ「青かびチーズ」であっても、デンマーク産のダナブルーと、三大ブルーチーズであるロックフォールチーズでは値段が倍以上も違うことも珍しくありません。
もちろん、チーズの味わい自体は違います。ダナブルーはロックフォールチーズを一つの目標として作られていますが、やはり「滋味深さ」、「濃厚さ」といった部分では、ロックフォールチーズの方が一枚上手です。
しかし少し試してみたい、という場合は、ダナブルーでも十分でしょう。
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熟成の進んでいないものを選ぶ
チーズは、一般的に熟成が進めば進むほど高くなります。ハードチーズとして有名なコンテの場合、12か月熟成のときと24か月熟成の場合では、値段が2倍~3倍ほども違います。そのため、お買い得なチーズを買いたいと考えるのであれば、熟成が進んでいないものを選べばよいのです。
値段にはきちんとした理由があります
熟成の進んだものの方が濃厚で、コクがあり、旨味が強いという特徴があります。このため、「チーズのおいしさ」をメインにお酒を選びたい、という人や、濃厚なワインを楽しみたい人には熟成の進んだものの方が相性がよいでしょう。
ボジョレー・ヌーボーというお酒の特徴を考える
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必ずしも熟成の進んだチーズを選ぶことがよいわけではありません。
ボジョレー・ヌーボーは「新酒」であり、決して強い味わいを持つものではありません。そのため熟成が進んだチーズを受け止めきれないこともあります。そのため、値段の面でも味わいの面でも、熟成の浅いものの方が向いていると思われます。
そこでオススメしたいのは…
「フレッシュチーズ」です。フレッシュチーズはハードチーズやカビのチーズなどと比べると酸味が強くてさわやかです。そのためとても食べやすいと言えます。このフレッシュチーズは日本でも比較的簡単に手に入りますし、だれでも食べやすい味に仕上がっています。はちみつなどとも相性が良いですよ。
「高いチーズ」はとてもおいしいものですが、ボジョレー・ヌーボーとの相性を考えたときには、逆に「安いチーズ」を選んだ方が良いこともあります。産地や熟成期間をよく見て選んでみてはいかがでしょうか。*味覚には個人差があります。(執筆者:鍋谷 萌子)