買い物を楽しんだ後に、
「なんで買ったんだろう…?」
と後悔したことはありませんか?
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少額のものであれば、そこまで気に留めることはないかもしれませんが、高額なものほどいらないものを買ってしまった後悔は大きいです。
そんなときは、物を買うときの判断基準を見直してみましょう。
こでご紹介する2つの基準を、いつもの買い物に取り入れることでムダ使いをグンと減らすことができますよ!
目次
他人軸で物の価値を判断していませんか?
人は物を買うとき、誰だって「ほしい」と思うから買ってるんですよね。でも、なぜ「ほしい」と思ったのでしょうか。
例えば、洋服を買うとき
「流行だから」
「この服を着てたら人からかわいいって思われそうだから」
という理由で買ったとします。
「ほしい」という理由として正当のように聞こえますが、これってすべてが他人軸で物の価値を判断していますよね。
「他の人がいいと言っていたから」、「人から好印象を持ってもらえそうだから」という他人軸で考えてしまうと、買った後に「こんなはずじゃなかった」、「自分には必要なかったかも」と思うことが多いのです。
他人軸で物を買ってしまった私の場合
私も以前、他人軸で物を判断し、カーキ色のブラウスを買ったことがあります。
カーキ色の服は今まで持っていなかったんですが、雑誌やSNSでもおしゃれな人が着ているイメージだったので、「みんな着てるし、これを着たら自分もそんな感じに見えるかも」と期待して買いました。
値段、質、ともに納得のいく商品が見つかり、最初はワクワクしながら着ていました。
ですが次第に、「そもそもカーキってそんなに好きな色じゃないし、着ててもイマイチしっくりこない。むしろ、私に似合ってないかも」と思うようになりました。
おかげで、質はいいものなのに、いつの間にかスーパーやコンビニに行くとき用の近所着に降格してしまいました。
一方、私がもともと好きなのは、白やピンクや淡いブルーなど、きれいめなカラー。
それらの服は、
「このデザインが自分好みだから」
「この服が似合う自分になりたいから」
というふうに、自分軸で買ったものばかりです。
自分軸で判断して「ほしい」と思えたものは、その後もずっとお気に入りのアイテムたちで着るたびに私をワクワクさせてくれます。
洋服を購入するとき、「人からこんな印象を持ってもらいたい」と思うことはいいことですが、そこから一歩踏み込んで「こんな印象を持ってもらえる自分になりたい」というふうに、自分軸で考えてみると腑に落ちます。
自分が素敵だなと思えるものは、買った後も物に感じる価値が変わらず、長く愛用できるようになるのです。
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買った後の使い道をリアルに想像できるか
自分軸で「ほしい」と思えるものに出会えたら、次は買った後の使い道を想像してみましょう。
いつ、どこで、どんなふうに使っているか、イメージできますか?
これがありありとイメージできるものなら、買った後も後悔することなく使い続けることができます。
女性なら、ついつい増えてしまうのがインテリア雑貨。買った後部屋に置くことを考えたとき、どこに置きますか?
自分の趣味や部屋のテイストに合っていますか?それを毎日眺めて暮らしたいですか?などを考えてみましょう。
「とりあえず持っておこう」
という基準で買うと、結局日の目を見ることなくタンスの肥やしやゴミになってしまいます。
また、買った後の使い道を想像していると、「似たようなものを持っていた」「あまり使い道がなさそう」ということに気づき、ムダ使いをセーブできます。
まとめ
買った後で後悔しないためには、自分軸でほしいかどうかを考えることと、買った後の使い道をリアルに想像できるかどうかが大切です。
ムダ使いをやめようと思っても、なかなかやめられないという方は、ぜひ買い物のときにこの2つの基準について考えてみてください。
「ムダなものを買わない!」と決意するのではなく、ひとつひとつの買い物の満足度を高めながら、自然とムダ使いが減らせる自分になりましょう。(執筆者:垣内 結以)