お弁当を作れば、節約できるし栄養バランスだってとれる、一石二鳥とはわかってるけど、朝はバタバタしますよね。
カンタンに美味しいお弁当を作るために、朝は包丁使わないお弁当作りを考えてみませんか。
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目次
包丁を使わないメリット
包丁を使わないと、「洗う」、「切る」工程がなくなります。また、包丁を使うとまな板が必要になり、使えば両方洗わなくてはいけません。
バタバタする朝には、少しずつ手間を省いていけばゆとりが生まれます。大変な準備はいりません。夕飯の支度のとき、ちょっと多めに切っておくことから始めましょう。
食材を予め冷凍して、朝は
・ 炊くだけ
・ チンするだけ
で品数豊富なお弁当が出来上がります。
切っておくだけ…使える食材
切って冷凍庫に入れておくだけで使える便利な食材はたくさんあります。
野菜
ほとんどの野菜は冷凍保存が可能ですが、食感や味わいが変化することがあるのでこれまでと違う味わい方も楽しめます。
葉物野菜は、凍ったまま手でもみ込むだけでみじん切り状態になるため、子どもの嫌いな野菜を取り入れるにも打ってつけ、チャーハンやハンバーグに混ぜ込むことも可能です。
冷凍するときには、パプリカやトマト、人参の赤、ピーマン、ほうれん草、アスパラの緑というふうに保存する野菜の「色」をそろえておくと、お弁当が鮮やかになります。
調理時間の短縮
冷凍すると繊維が壊れるため、調理時間の短縮にもなります。玉ねぎやピーマン、パブリカなどをカットしておくとさっと炒めて、卵で包めば簡単なオムレツの出来上がり。
ほうれん草や小松菜などは一口大に切って冷凍しておけば、火の通りは冷蔵時より早くなります。短時間お湯にくぐらせる、またはレンチンすれば緑鮮やかなお浸しが完成します。
冷凍した野菜は水分がでやすい
すりゴマや鰹節と合わせることをお忘れなく。
肉、魚
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肉や魚は、一手間だけ加えておきましょう。
冷凍すると、パサツきやすくなるという弱点があります。甘辛のたれや味噌床につける方法も味が浸透し美味しくなりますが、飲む点滴として話題の甘酒もおすすめです。
少量なら大さじ半分くらいの甘酒を保存袋に一緒にいれておくだけで、お買い得のお肉もしっとり味が深まり時間がたっても美味しくいただけます。
ウインナー、ちくわ
隙間を埋める食材として、また炒め物のダシになる食材としてカットして常備しておくと便利です。
豆腐
豆腐は冷凍にすると、スカスカになり美味しくないといわれています。しかし、煮物にするとそのスカスカに煮汁がしっかり入り込み、朝の短時間でも味がギュッとつまります。
茹で野菜
ブロッコリーやアスパラガス、カリフラワーなどは、夕飯準備のときに1個まとめて茹がいておくと利用価値大です。
炒め物に加えたり、そのまま入れてもOKですが、マヨネーズやチーズ、ホワイトソースなどをのせてトースターでチンすれば、味の変化も楽しめます。
夕飯をリメイクしよう!
そんな時は、リメイクしましょう!
使えるソース…カレー、シチュー、トマトソース
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夕飯にカレーやシチューを作ったら、必ず冷凍しておきましょう。たとえ具材が無くても、味が染み込んだソースとして使えます。
ハンバーグや茹で野菜、魚のムニエルのソースに、オムレツの具材にと活躍します。
トマトは冷凍すると水分が出やすくなるため、塩コショウ、ケチャップや少量の砂糖を加えると、煮詰めるだけで簡単なソースができます。
ひき肉は食材 × ソースで多彩な味わい
ハンバーグ、しゅうまい、つくねなどひき肉はバリエーションが楽しめます。中に入れる食材を変えたり、上記のカレーなどのソースの他、焼肉のたれやポン酢は簡単に味が変えられます。
意外に使える! 煮物
・ 卵に混ぜて変わり卵焼き
・ ひき肉に混ぜて和風ハンバーグ
と、煮物は意外に色々様変わりしてくれます。特に、ひじきや切干など具材の小さいものがおススメ。
小分けして冷凍しておくと、煮込んだ味が美味しいダシにもなってくれます。
手間はかけずに、愛情たっぷり!
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お弁当で使う量は少量です。冷凍食材以外にも、ちょっと残ってた麩、ふりかけ、缶詰と使える食材はまだまだあります。
包丁を使わない、と決めてみて
と考えてみてください。お料理の幅も広がるかもしれませんよ。(執筆者:吉田 りょう)