上値抵抗線 を軸とした 揉み合い が継続しており、相当な煮詰り感 をイメージさせられています。
現状は、25日線 をサポートしているものの 上・下 を推移しており、上値を切り下げ、下値を切り上げる形で、やはり方向感がない値動きが継続しています。
この状況からは、上・下 を決める状況はなく、どちらに離れるかを見極めて 順張り していくことが望ましい形 を形成しています。
しかし、私個人の認識としては、4月の安値から(周期)3か月が経過し、反発後1万9500円を上抜けてから 揉み合い に入り、跨ぎ3か月となっていることから、そろそろトレンドが見えてくると想定します。
チャートの形(かたち)的に、2015年の同時期 をイメージする状況と考えており、同じ流れであれば、そろそろ 下離れ になるのではと考えております。
ただし、現状で見えている ファンダメンタル では、上・下 の材料で濃いものが無く、目先の動きを想定しづらい状況下に居ります。
その中で、これから出てくる 第一四半期の決算発表 の内容次第では、市場が右往左往することが想定されます。
となると、ここから 大きく上値追い は、考えづらいです。
現状、好決算 を市場は織り込んでおり、ここからさらなる上値追いの材料が出てくる可能性は、無いとは言わないものの 薄い と考えております。
結果、「材料出尽くし」か「想定より良くはない」という内容が出てくる可能性が高いと考えております。
以上から、暫定的な結論として、「ここから大きく上値追いの可能性は薄い」と考え、下離れへの警戒感 を強めたいと思います。
米国の動き では、週明け は、押してくることが濃厚 で、25日線・5日線 を 跨いで寄り付き そうです。
そして、そのまま 陰線 となれば 下離れ の可能性がかなり高くなり、方向が判りやすくなります。
ここ最近は、週明けに判りやすい動きをすることがほぼ無いことから、今回も、下に窓空けで その後陽線 というような、先行きの想定を立てづらい状況 になるのかな、とも考えますが、結果を見て、判断したいと思います。
目次
現状分析
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5日線
方向を示すような動きとはなっておらず、週明けにまた下に落ちることから、ますます方向感を見いだしづらい状況になりそうな予感 です。
ただ、上記にも書いていますが、保合いが煮詰っている ことから、そろそろどちらかに離れる可能性はある ので、注意深く見極めたいと思います。
25日線
25日線と5日線の位置 が頻繁に入れ替わっておりますが、大きく離れていくことはなく、明確なトレンドを示す デットクロス や ゴールデンクロス というような シグナルにはなっていない と見受けられます。
75日線 は、変わらず上向きで、上を維持しています。
トレンドライン
5月18日、30日 を結んだライン は下離れとなり、三角保合い下離れ をイメージさせましたが、今のところ、下への加速とはなりませんでした。
新たに 5月18日と7月7日を結んだライン が、サポートライン として機能したように見受けられ、今後、このラインのブレイクで下離れ の 見極めライン の1本目 と考えます。
さらに下には、6月15日と7月7日を結んだライン が存在し、この 2本のライン をサポートとして、6月20日、29日を結んだ上値抵抗線とで出来る 三角保合い の存在を意識していきます。
横軸 としては、7月18日、7月7日、6月15日 の3段階が存在して、6月15日の概(おおむ)ね1万9000円処が 下離れの最終ライン と考え、BOXという認識の下限 とも考えます。
ひとつ気になるラインとして、4月17日と7月7日を結んだライン は、一回ブレイクして戻って、週末が 先端 にいるような格好となっています。
テクニカル指標
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一目均衡表
基準線 転換線 を、週末の段階では、サポートラインとして機能させていることで、かろうじて 強い というイメージは残しています。
遅行線 は、今のところ 日々線 の上を推移していますが、3営業日後(6・20)に日々線 が急上昇 していることで、遅行線 が 日々線 を下回る可能性が想定されますので、そのあたりでトレンドが変わってくるかもという考えが、頭をよぎります。
ボリンジャーバンド
5本のラインが収斂し、煮詰り感を出し、さらに、位置としても +1σ と -1σ の間を推移する狭いレンジの動きとなり、この後の大きな動きの前触れの状況 を示しているように見受けられます。
スローストキャスト
2本のラインが下がり切らず ゴールデンクロス となったことで「強いのかな?」と疑問符は付くものの 強さ をイメージさせる動きとなりました。
ただ、その前の デットクロス の位置も(微妙ではありますが)切り下げて来ているので、三角保合い をイメージさせる位置取りになっていると考えます。
総合判断
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方向感が明確にはなく、保合い の中、どんどんレンジを狭めてきており、そろそろ方向感を示す時期になるのかな、という状況と考えます。
私的には、下への可能性を多少高く見ていますが、基本的には、ここから 上・下 ブレイクした方向に順張りしていく ことが セオリー となります。
ヤマ を張りすぎず、見極めていき、損を膨らませない取引 に専念しましょう。
地政学的リスク の高まりを促すようなニュースも流れています。油断せずに、脇を絞めて、俊敏に動ける準備は怠らずに、見極めてまいりましょう。(執筆者:城 晶子)