ガムなどでおなじみのミントを乾燥させて抽出した植物油のことです。
ハッカ油は、20ml入りを500円程度で購入できる安価なものですが、広い用途に利用できます。独特の清涼感があり、夏の間は1つ持っていると何かと重宝します。
ハッカ油のおすすめの使い方と利用するときの注意点をご紹介します!
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目次
夏の床掃除に最適!
素足で歩くことが多いこの季節、フローリングの床もさらさらな状態をキープしたいですね。
バケツの中に水をはり、ハッカ油を2~3適たらしたものに雑巾をひたして床を拭くと、床のベタつきが解消されます。
バケツがない場合は、スプレーボトルに水を入れてハッカ油を1~2適混ぜ、それを床に吹き付けて雑巾で拭いていくという方法もあります。
筆者の家は2歳の子どもがいることもあり、食事のあとのテーブル下は毎回悲惨なものです。
けれどこのハッカ油を含んだ雑巾で床を拭くと、床にこぼれた牛乳やソースの跡も気にならず、匂いも消えるのでとても便利ですよ。
ハッカ油でさわやかなバスタイム
お風呂に入っても、上がったあとすぐに汗がふき出してしまうこの季節。お風呂にハッカ油を1滴たらすだけで、入浴後もさらりとした肌を維持できます。
また、シャンプーやボディーソープに1滴混ぜて使うのもおすすめです。頭や身体にシャキッとした清涼感をもたらしてくれます。
ハッカ油には消臭効果もあるため、夏の汗臭さや足裏のにおい、加齢臭が気になる方にもぜひ試していただきたい活用法です。
制汗・消臭・防虫にも! 万能ハッカ油スプレー
肌に振りかけるとひんやりとした心地良さが味わえるハッカ油スプレー。
ハッカ油の濃度を変えて、制汗スプレー・消臭スプレー・虫よけスプレーとしても利用できます。
ハッカ油スプレーは作り方も簡単!
以下のものをスプレーボトルに入れて混ぜるだけです。
・ 水道水または精製水:90ml
・ ハッカ油:適量(制汗スプレーは5滴、消臭スプレーは10滴、虫よけスプレーは20滴を目安に調整)
肌の弱い方は、ハッカ油は少量ずつ入れて試しながら量を調節してください。
劣化しないうちに2~3日で使い切ることをおすすめします。
余ったハッカ油スプレーは、部屋にふりまけばルームフレグランスとしても利用できます。
外で遊んで肌がほてったときは、ハッカ油スプレーを身体に振りかけてうちわなどであおぐと、びっくりするほど涼しさを感じられます。
暑くてたまらない日にはぜひ試してみてください!
注意点1:スプレーボトルは耐油性・耐アルコール性のものを選ぶ
ハッカ油はポリスチレン(PS)を溶かしてしまう作用があります。
そのためスプレーボトルは、次のような素材でできた、耐油性・耐アルコール性があるものを使用してください。
・ ポリエチレン(PE)
・ ガラス
・ 陶器
100円ショップでも容器は購入できるので、素材をよく確認してから使用してくださいね。
注意点2:大量に使用しすぎない
ハッカ油はにおいの強い精油のため、一度にたくさんの量を使ってしまうと、そのにおいで気持ちが悪くなってしまう場合があります。
また、お風呂やスプレーボトルに大量に入れ過ぎると、刺激が強すぎて肌がヒリヒリしてしまうこともあります。
肌に合わない場合もあるので、ハッカ油を使うときは、最初は少量から、様子をみながら使うようにしてください。
暑い夏もハッカ油を活用してクールに乗り切ろう!
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ハッカ油の存在を知るまで、筆者は夏の間、清涼感のあるシャンプーや入浴剤、床掃除用の洗剤など、市販のものをそれぞれ購入していました。
でも今はハッカ油さえあれば良いので、ずいぶんと節約になっています。
精油のため、子どもたちにも比較的安心して利用できるのもうれしい点です。
暑くて汗がなかなかひかないこの時期は、ぜひコストパフォーマンス良好で万能なハッカ油を活用してみてくださいね!(執筆者:青海 光)