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8月の相場は閑散としている
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8月の株式市場は、「夏枯れ相場」とも呼ばれ、取引参加者が少なく株式市場が閑散とすると言われています。
夏季休暇や決算を見据えた取引自粛、休暇明けの政治的材料へ懸念など、夏枯れ相場の理由はさまざまに言われています。
「休むも相場」
こんな相場格言があるように、取引参加者が少なく、小さな材料で荒い値動きをする可能性があるこの時期は、手を出さないというのも1つの判断かもしれません。
しかし、長期保有や株主優待の権利獲得を考えて投資するのであれば、投資するチャンスとも言えるのではないでしょうか。
少額投資で、できる限り多くの優待をもらいたい
ヤフーファイナンスの株主優待検索で、権利確定月が9月の銘柄を絞ってみると、なんと400社以上ありました。日本の企業は3月決算が多く、9月の中間決算に合わせて株主優待を設定している企業も多くあります。
株主優待の選択肢が多い月の1つと言えるでしょう。この選択肢の豊富さを活かし、少額で投資できる企業にあれこれ投資し、多くの優待を貰えるようにするのも良いかもしれません。
今回は中でも10万円以下で投資できる企業で、優待や配当に魅力のある3社を厳選してみました。
アトム(7412)
・ 株価 810円(8/9終値)
・ 売買単位 100株
・ 必要投資金額 8万1,000円
・ 権利確定月 3月・9月
・ 1株あたりの年間配当 2円(2018年3月期予想)
・ 配当利回り 0.24%
・ 優待利回り 4.93%
優待内容
株主優待カードのポイント付与
・ 100株以上 2,000ポイント(2,000円分相当)
・ 500株以上 1万ポイント(1万円分相当)
・ 1,000株以上 2万ポイント(2万円分相当)
ここがポイント
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コロワイドグループ傘下の企業で、
・ イタリアンの「La Pauza」
・ 居酒屋の「甘太郎」、「贔屓屋」
・ 焼肉
・ 回転寿司
・ カラオケ店
など幅広いジャンルの店舗を展開しています。
優待としてもらえるポイントは、アトムが運営する店舗だけでなく、コロワイドの運営する店舗でも利用できるので、使えるお店が豊富な点が魅力です。
希望者はポイントで優待品をもらうことも可能で、ポイントを貯めればステーキなどの高ポイントの商品を選べます。年に2回もらえるので、ポイントも貯めやすいですね。
海帆(3133)
・ 株価 708円(8/9終値)
・ 売買単位 100株
・ 必要投資金額 7万800円
・ 権利確定月 3月・9月
・ 1株あたりの年間配当 4円(2018年3月期予想)
・ 配当利回り 0.56%
・ 優待利回り 4.23%
優待内容
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100株以上200株未満
1500円分のお食事優待券または「全国共通おこめ券」2kg相当
200株以上
3,000円分のお食事券または「全国共通おこめ券」3kg相当
ここがポイント
東海地方を中心に飲食店を経営する企業で「昭和食堂」をはじめとする居酒屋や、オリーブオイル専門レストランやジェラートなどの女性向けの店舗などを展開しています。
優待内容は、自社の店舗で使える優待券ですが、お店が近くにない場合は、おこめ券を選ぶこともできます。9月・3月と年に2回もらえますのでとてもお得感があります。
ディア・ライフ(3245)
・ 株価 459円(8/9終値)
・ 売買単位 100株
・ 必要投資金額 4万5,900円
・ 権利確定月 9月
・ 1株あたりの年間配当 15円(2017年9月期予想)
・ 配当利回り 3.26%
・ 優待利回り 2.17%
優待内容
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100株以上の保有で1,000円分のQUOカードを贈呈
ここがポイント
都市圏を中心に投資用不動産の販売を行っている企業で、2015年から大きく業績を伸ばしています。
10万円以下の投資金額となる企業が優待としてQUOカードを採用している場合、そのほとんどは500円分という金額設定ですが、こちらのディア・ライフは1,000円という設定です。
配当金と合わせれば非常に高利回りで魅力的です。
まとめ
今回ご紹介した企業はいずれも、比較的少ない金額で投資できるだけでなく、配当と優待を合わせて4%以上という高い利回りも大きな魅力です。
株価が下がったタイミングでうまく購入できずに、その後株価が下がったとしても、大きな損失となりにくいので、ぜひ検討してみてください。(執筆者:高橋 珠実)