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運動会準備に手間をかけるほど片付けも大変になる
秋は運動会の季節です。多くの小中学校では、10月中旬から下旬にかけて運動会が開催されます。
運動会は「運動会は子どもが主役」とはいうけれど、お弁当や場所取りなど、子ども以上に親の仕事が多い行事でもあるのです。
運動会は一日がかりの行事なので、一日を快適に過ごすための荷物も相当な量です。
運動会の日は、お弁当を家族ごとにまとまって食べるため、自分の家族以外にもお弁当が「のぞかれる」可能性が高いのです。
運動会のお弁当は「第二のおせち料理」ともいえるほど、豪華なお重箱を抱えてくる家族も少なくありません。
お弁当を作り終えたら「運動会が半分終わった」と思う人も多いのではないでしょうか。
運動会は朝から夕方まで屋外で過ごすため、家に帰ったときには、さらにクタクタに疲れています。
家に帰りながら「帰ったらお重箱を洗って、敷物を干さなきゃ」と考えると、一層疲れが襲ってくるでしょう。
運動会を疲れすぎず、家族みんなが楽しむためには、手間もお金もかけずに準備をして、終わった後は「捨てるだけ」ですむようにしておくことがポイントなのです。
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1. 「気泡緩衝材」はサイズ別に再利用がポイント
運動会が開催される10月中旬は気温差が大きい時期です。
また、雨も降る日が多いため運動会当日が晴れたとしても、地面が湿っていることがあります。
最近は、湿った地面の上に敷いても濡れないレジャーシートや起毛面があるレジャーシートもありますが、数千円することもあり、出番が少ないわりに出費がかさみます。
そこで手持ちの薄手のレジャーシートと併用することで、暖かいレジャーシートに早変わりする再利用アイテムが「気泡緩衝材」です。
気泡緩衝材とは、割れ物を包むときに使われる衝撃緩衝材の一つで、「プチプチ」とよばれたり「エアキャップ」とよばれたりすることもあります。
最近は、ネットショッピングの利用が増えているため、自宅に気泡緩衝材が余っている家庭も多いのではないでしょうか。
大きなサイズの気泡緩衝材を薄手のレジャーシートのしたに重ねて敷けば、湿気も冷たさも遮断できます。
そしてなにより、帰宅後は「捨てる」だけで片付けが終わるのです。
グラウンドや芝生の上に敷いたレジャーシートは、芝生や土がついてしまうため、帰宅後もふき取ったり干したりする必要があります。
しかし、気泡緩衝材をしいておくことでレジャーシートは汚れず、簡単に片づけることができるのです。
表面上は、レジャーシートの柄しか見えないため「気泡緩衝材を敷いている」ことは周囲に気づかれません。
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小さいサイズも使えます
また、小さいサイズの気泡緩衝材はペットボトルを包む再利用法があります。
運動会に飲み物を持っていくとき、水筒よりも2リットルのペットボトルを持って行った方が便利です。
冷たく冷やして持っていけば、お弁当の保冷剤としても利用できます。ただ、ペットボトルは時間がたつと周囲に結露が出てきます。
結露が出れば、バッグやタオルが濡れてしまうため、ペットボトルにタオルを巻く人も多いでしょう。
しかし、タオルではなく気泡緩衝材を巻けば「保冷効果」も期待することができます。
最近は、気泡緩衝材で作られた袋もあるため、袋にすっぽりとペットボトルを入れておけば、結露の水が垂れてくる心配もありません。
タオルを使えば、洗う手間が増えてしまいます。気泡緩衝材を巻けば「捨てる」だけで片付けられるのです。
2. 気温差が大きい時期だからこそ「ラッシュガード」を再利用
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運動会は、朝から夕方まで行われるため、暑くなったり寒くなったりします。薄手の上着を持っていけばいいのですが、上着は意外と荷物になります。
そこで再利用すると便利なものが夏に使った「ラッシュガード」です。
ラッシュガードとは、海やプールに行くときにケガ防止や日焼け防止に羽織る薄手の上着をいいます。
化学繊維でできているため軽く、水にぬれても乾きやすく、しわにもなりにくいのです。親子競技で多少汚れたとしても、砂粒ならば指ではじくだけで落とすことができます。
また子どもたちは、運動会のお弁当を家族や近所の人たちと合流して食べることになりますが、たくさんの人たちの中から自分の家族を探し出すことは意外と大変なことでしょう。
ラッシュガードは、普段の服よりも派手な色合いである傾向があるため、ほどよく「目立つ」ことができます。
3. お弁当は「冷凍デザート」で保冷剤としてもダブル利用
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運動会のお弁当は、お昼休みまで持ち歩かなければなりません。
日が当たらない場所をうまく取れればいいのですが、直射日光が当たり続ける場所の場合は、お弁当の傷みが心配になります。
そのため、大きなお弁当箱を冷やし続けるために、大量の保冷剤も持ち歩くことになるのです。保冷剤は意外と重く、帰りも持ち帰らなければなりません。
そこでおすすめの再利用が「冷凍デザート」です。
ドリンクタイプのゼリーを冷凍してデザートとして持っていけば、昼にはシャーベット状に溶けて食べごろになっています。
冷凍されたドリンクタイプのゼリーは、保冷剤と形も大きさも似ています。お弁当箱の周りに保冷剤のように置いておけば、一石二鳥です。
また、冷凍デザートは食べてしまえばその分軽くなります。帰りは荷物を軽くすることができるのです。(執筆者:式部 順子)