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部屋を乾燥から守ろう
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冬は知らず知らずの間にあちこちが乾燥してしまいます。
日頃からのケアがとても大切になりますが、ちょっと普段の生活の中で気をつけるだけで格段と変わってくることがあります。
まずは加湿
まずは加湿です。加湿器は1年中使うものとして最近は認識されつつありますが、冬は絶対に欠かすことができない物といえます。
いくら肌などに保湿を努力しても、乾燥しきった室内にいたらせっかくの努力が無駄になってしまいます。
部屋の湿度は40~70%くらいがベストとなります。低いと乾燥していますし、多すぎてもカビの原因になりますので注意が必要です。
加湿器は大きく分けて4種類あることを知っていますか。
スチーム式加湿器
超音波式加湿器
ハイブリット式加湿器
の4種類です。
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加湿力だけを考えるとスチーム式加湿器が圧倒的にお勧めとなりますが、電気代を安くしたい場合は超音波式加湿器がお勧めとなります。
しかし、超音波式は加湿力が低いのが難点といえるでしょう。
ちなみに気化式加湿器は電気代が安くて加湿力が弱く、ハイブリット式加湿器電気代は高いですが加湿力は強くなっています。
もし、今年購入を考えている方は電気代と加湿力をよく考えて、1月になって割引が始まってから購入するといいですね。
デザイン性が優れた物が増えているので、お部屋に合わせて選ぶにも楽しいです。
お金のかからない加湿方法
どうしても加湿器が置けない場合にも、湿度を上げる簡単でお金のかからない方法があるので紹介しておきます。
まずは、コップ一杯(できるだけ大きいコップがいい)に水を入れたものを近くにただ置いておくだけです。
それでも、何もないより保湿力が上がります。デスクワークの場合は必須といってもいいでしょう。
もっと保湿力を上げたい場合は、濡れたタオルを干しておくだけでも十分な保湿をしてくれます。
なんなら、洗濯物を干しておくのがとても良い方法といえます。室内干し用の洗剤を使えば臭いの心配も要りません。
または、お湯を沸かしたり、浴槽に水(お湯がベター)をはった状態でドアをあけておくのもいいですね。暖かい湯気が加湿となります。
部屋に湿度計を置いて、常に湿度を意識しておく癖をつけることがとても大切になります。
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お風呂の入り方を注意しよう
次に意識したいことは、お風呂の入り方になります。
お風呂は湿度の宝庫で乾燥からは無縁の場所と思われがちですが、入り方によって肌の乾燥を招いてしまう実は注意が必要な場所なんです。
まずは、長風呂をやめましょう。時間でいうと15分以上になります。
冬は体が冷えているので、暖かいお風呂にいくらでもつかっていたくなりますよね。しかし、それが乾燥の原因となってしまうのです。
長くお風呂につかっているだけで肌にある保湿成分が体から流れてしまうため、どんどん肌が乾燥していってしまいます。10分くらいで出るのがベストになります。
お風呂の適温は40度
次は、お風呂の温度に注意しましょう。42度以上のお湯につかると、それだけで肌が乾燥していきます。
冬は暖かい温度につかりたくなりますが、肌のために40度くらいまでに押さえましょう。
一番風呂はさける
次は、一番風呂を避けましょう。
実は水道水の中には微量の塩素が含まれています。
その塩素が肌を刺激してしまうのです。冬は特に要注意で、塩素が肌荒れの原因になってしまいます。
一度誰かが入った後には、体から脂質やタンパク質が流れているので塩素が減ってくれます。
一番風呂に入る場合には塩素を減らす方法があります。それは、ゆずを入れたりレモン汁をスプーン一杯入れる方法です。
それだけで塩素を減らせるので、冬の時期の一番風呂に入る場合にはぜひ入れるようにしましょう。
体の洗い方
次は、体を洗う時にゴシゴシとタオルで洗わないようにしましょう。
肌を摩擦することによって肌の水分が減っていき乾燥を招きます。汗をかかない時期は、お風呂につかるだけでも汚れが落ちるくらいなんですよ。
ボディーソープなどを使って洗いたい場合は、まずは泡立ててから手で優しく洗うようにするのがいいですね。絶対にこすってはいけません。
お風呂から出た後の注意点
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追加でお風呂から出た後の注意点も触れておきたいと思います。
まず、脱衣所ですが冬は冷え切っていますよね。せっかく温まった体を急に冷えた脱衣所に行ってしまうことで、急激な温度差を感じて肌がびっくりしてしまいます。
暖房器具などを使って少し温めておくだけで、温度差の刺激を抑えることができますよ。
最後はタオルで顔や体を拭く時は、洗う時と同じでゴシゴシせずに優しくタオルで抑えるようにして拭くようにしましょう。
タオルの摩擦も当然刺激になります。ふわふわしたタオルを使うのもいいですね。
そして拭いたらすぐに、顔には化粧水を、体にはボディークリームを塗るようにしましょう。
拭き終わった途端に肌は乾燥していってしまうので、その乾燥はぜひとも抑えるようにしたいものです。
さいごに
乾燥から体を守るために、普段ちょっと意識するだけでできる方法を紹介しました。
せっかくお金をかけて肌に保湿クリームなどを使っていても、その力を半減させたくないですよね。
ぜひ今日から実践して、乾燥知らずの冬を過ごしましょう。(執筆者:小祝 可奈子)