子どもを抱えた母親の多くが、「時間がない」という悩みを持っているのではないでしょうか。
私自身も乳幼児の世話に追われ、自分のための時間を十分に確保することができず、不満がたまっていました。
昨年の12月、2017年はもっと余裕のある1年にしたいと、紙に多くの「やめること」を書き出しました。
今年1年間それらの「やめること」を実践してきて、ようやく理想に近い落ち着きを取り戻してきたように思います。
今回は、私が今年「やめたこと」の中でも、金銭的・時間的・精神的な効果が高いと感じた3つのことをご紹介します。

目次
義理のお付き合いをやめた
2年前に今の場所へ引っ越してきました。
当時長女は幼稚園の年長児。知り合いを増やしたいという気持ちもあり、ママ友とのランチや飲み会は、誘われれば基本的に断らずにお付き合いしていました。
幸いなことにご近所のママ友は良い方ばかりで、ランチも飲み会も、参加すれば楽しむことはできました。
けれど私は飲み屋のタバコのにおいや騒がしさが苦手で、飲み会が終わるとぐったりしてしまうことも少なくありません。
今年4月に長女が小学生になったのを機に、本当に行きたいと思える集まり以外は、参加をお断りするようにしました。
飲み会には行かない分、週末に行われる近所のイベントやPTA活動には、なるべく顔を出すようにしています。
ママ友も、私のことは「飲み会は来ないけれど日中のイベントなら来る人」と思ってくれているようで、飲み会以外の集まりに声をかけてくれるようになりました。
同窓会や結婚式も、気を遣って疲れてしまいそうな集まりの場合は、お断りするようにしました。代わりに寄付をしたり、電報などを送ったりしています。
苦手な場所へは無理に行かないことで、「楽しめないお金」を使う必要がなくなりました。
家族とゆっくり過ごせる時間も増え、別の楽しい集まりに参加する精神的な余裕もできました。
気が進まないけれどなんとなく付き合っている集まりがある方は、「参加はせず、別の方法でフォローができないか」と考えてみるのはいかがでしょうか。
夕食にアレコレ作るのをやめた
私は家事の中でも料理が一番苦手です。
とはいえ小学生と保育園の子どもがいるため、「それなりに栄養バランスの良い食事を出さなくては」と、毎日うんざりした気持ちになりながら献立を考えていました。
週末の作り置きなども試しましたが、もともと苦手な料理を休みの日にまでしなければならないことが苦痛で、1か月も続きませんでした。
現在は料理のシンプル化を進めて、夕食は基本的に「メインの一品だけ調理すればOK」としています。

最近のわが家の夕食はこれが定番です。
【副菜1】 納豆・海苔・ゆで卵
【副菜2】 ゆでたブロッコリー、切ったトマト、塩こんぶで浅漬けにしたキュウリやキャベツ(冷蔵庫にある野菜で適当に)
【主菜】 肉または魚で一品作る
副菜は「作った」とは言えないほど簡単なものだけにして、メインの一品だけ調理するようにしました。
これなら献立をいろいろと考える必要もありません。
30分もかからずに夕食準備が済みますし、メイン以外の材料は冷蔵庫内のトレーにまとめているため、夕方の疲れた頭でも手際良く準備を進められます。
買い出しも決まったものだけなので、時間もほとんどかかりません。食材を無駄にすることもなくなりました。
気分がのった時だけ定番以外の料理を作るようにしたら、夕食作りのプレッシャーがぐっと減りました。
夕食作りを負担に感じている方は、「メインの一品だけ調理する」方法を試してみてくださいね。
現金を使うのをやめた
以前は現金で支払った分はレシートをとっておいて、表計算ソフトのExcelで家計簿をつけていました。
でも、コンビニエンスストアで数百円の買い物をする場合は、そもそもレシートを手渡されないような場合も多く、夫はレシートをすぐ捨ててしまうので、「使途不明金」をなかなか減らせずにいました。
そこでわが家では、「基本的に現金は使わない」方針にして、家計簿アプリの「マネーフォワード」を利用することにしました。

マネーフォワードは、連携した銀行やカードの履歴を自動で取り込んでくれます。食費や光熱費の分類もしてくれるので、項目分けも簡単です。
現在はクレジットカードと電子マネーを併用して、現金で支払うことは少なくなりました。
夫婦で使っている全てのカードの決済履歴がアプリで見られるため、家計チェックもとても楽です。
お客様感謝デーのときに買い物料金が5%オフになるイオンカードや、ローソンでの買い物が3%オフになるdカードなど、お得なクレジットカードを活用していることもあり、現金を使わないようにしてから、毎月1万円以上貯蓄を増やすことができました。


「現金じゃないと使い過ぎてしまいそう」という方は、チャージ式の電子マネーを使うのがおすすめです。
例えば、毎月月初めに予算額を電子マネーにチャージして、月末までそれで乗り切るようにする、という方法があります。
自動取得に対応している電子マネーであれば、電子マネー専用のアプリや家計簿アプリで履歴や残高を確認できるので、現金支払いよりも楽に管理ができますよ。
「やめること」を決めるのも大切

2017年も残り1か月ほど。今年1年を振り返り、来年の目標はどうしようかと考え始めている方もいるかもしれません。
目標は、「〇〇する」というプラスの内容を掲げる方が多いものです。
しかし、「する」目標と同じくらい、「しない」目標を決めるのも大切なことだと思います。
特に乳幼児を抱えている間は、何をするにも十分な時間を確保するのが難しくなります。
限られた時間の中で、「しない」ことを決め、「やりたい」ことになるべく時間を割くようにすることが、忙しい中でも充足感を高めるカギです。
「〇〇するべきだ」と思い込んでいることも、案外やめてしまっても大丈夫なことがたくさんあります。
2018年を自由で軽やかな1年にするために、ぜひ、来年「やめること」を目標に入れてみてくださいね。(執筆者:青海 光)
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