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男性の「家庭進出」は奥様の「睡眠不足」を救う ~早期帰宅は将来の世帯収入アップにつながる~

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男性の「家庭進出」は奥様の「睡眠不足」を救う ~早期帰宅は将来の世帯収入アップにつながる~

フラリーマンは2,500万円以上もの大損のリスクがあると、以前に述べました。(前回のコラム:既婚者なのにまだ「フラリーマン」の方へ 「家事分担」が離婚回避や長生きにまで繋がること知っていますか?

はい。ですから、仕事が終わったらまっすぐ自宅に帰りましょう。(もちろん、たまの飲み会は楽しんできてくださいね!)だって、自宅にもお仕事は待っているんですから。


男性の家庭進出は家族を睡眠負債から救う

日本の睡眠不足による経済損失は約15兆円で、これがGDPに占める割合となると2.92%で先進国中堂々の1位なんですって。

2016年11月、アメリカのRANDという研究所の発表です。

国レベルで言われてもピンときませんが、睡眠不足は集中力の低下やミスの頻発を招き、さらに時間を失い睡眠不足に…というループを招くのは想像に難くありません。

そしてストレスがたまると無駄遣いをしたり、病気にかかって医療費がかさんだりなど、なかなか支出が増えそうですね。

そうです。睡眠不足は心身の健康と同時に、お金の健康も奪います

なぜ睡眠時間を十分にとれないのか。それはズバリ、働いているからです。

どこで? 自宅でです。

食事のためには調理と皿洗いなど片付けをしなければなりません。洗濯をすれば干して取りこみ畳まねばなりません。

そんなことをしているだけで部屋は汚れますから、掃除せねばなりません。

子どもができれば、起こし食べさせ着替えさせ、用意をさせ送って迎え、帰ってくれば宿題や遊びの相手にならねばなりません。

幼児なら睡眠中以外つきっきりです。だから、寝られないんです。

日本では男性よりも女性の睡眠時間が短く、これは先進国では少ないケースだそうですよ。

はい。共働き妻も専業主婦も、眠れていません。

旦那様方だって、家事にいそしむ奥さまを尻目に寝床に入れる超強気な方(やがて2,500万円を失う方)でなければ、眠れないでしょう?

早く帰ってきて、いっしょに家事育児をしましょうよ。

男性の家庭進出は究極の副業

副業も昨今のプチブームです。

お勤め先からいただいてくるお給料以外に収入ができるなんて、とってもすてきだと思います。

ただ、副業で生じるのは収入だけではありませんよね。コストも生じます。

たとえば通勤時間(もしかしたら通勤費用)、または新たな仕事着・仕事道具も必要になるかもしれません。

人間関係が増えればお付き合いも増えますよね。税制では給与所得控除という、勤め人にとっての必要経費の考え方があります。

その額は最も低くて65万円。副業で収入が増えても、それがコストに食われてしまうと情けないですよ。

ですが、その点家事育児にはこれらのコストはほとんどありません。だって、

・ 職場は自宅のため通勤なし
・ 仕事着は部屋着パジャマでもOK
・ 仕事道具はすでにそろっています
・ 人間関係…はもしかしたら厄介かもしれませんが、それを乗りこえてこその家族です

なんですから。超ローコストで健全な家計を招く睡眠が手に入るんですから、男性の家庭進出は究極の副業なのではないでしょうか

それに、奥さまに余裕が出れば、奥さまがお勤めに出たりお勤め時間を長くできたりして、本当に収入が増えるかもしれませんよね。

男性の家庭進出は女性の社会進出を後押しするんです。


今日からできる家庭進出5つのステップ

でも、今まで奥さまに任せっぱなしだった家庭運営、何から手を付けたら良いのやらとお困りの方もおられるかもしれませんね。

こんなふうに始めてみてはいかがでしょうか?

(1) 予告して、早く帰る

すべてはここから始まります。早く帰りましょう。

大切なのは、何時に帰れるのか分かった時点で、連絡を取り合うことです。

もちろん家庭進出の意志も表出しましょう。家庭には連携プレイが求められるのです。

(2) ご自身にできること・やってほしいことを尋ねる

これ実は重要です。

「家事参加!」なんて息巻いて、暴走する旦那様がけっこうおられると聞いています。

多いのは食材を買い込んで豪華料理を作り、散らかったキッチンと洗い物、そして余った食材が奥さまに残されるという事態でしょうか。

そんなのはいらないんです。やってほしいことをやってください

奥さま方だって千差万別、集中してお料理をしたいから子どもの面倒を見てほしい人や、子どもとのかかわりにこだわりがあって食事を用意してほしい人など、さまざまなはずです。

(3) 実行する

何をするか決まったら、実行しましょう。

奥さまがやるのより時間や手間がかかるのは、慣れていないからです。そんなことにヘコむ必要はありません。

(4) 続ける

これが一番重要なのではないでしょうか。家庭はイベントではなく、ルーティンなんです。

毎日することが大事。やり始めたなら、毎日やってください

どんな些細な家事でも、毎日やってくれると奥さまに伝われば、それだけで荷が軽くなるんです。

反対に、今日はやってくれたけど明日は分からないじゃ、奥さまはノータッチで居られるかどうか見通しが立ちません。となると、負担感は変わらないんです。

(5) 聖域にする


ここまでできれば言うことなしですよね。その仕事の家庭内での第一人者になってください

「お父さんはお掃除の名人! お母さんも敵わない」なんてお子さまに言われたら、たまらなくないですか?

お勤め先でだって、何でもそつなくそれなりにこなすビジネスパーソンよりも、誰もかなわないコレという武器をたった1つだけもつ人の方が重宝されること、ありませんか?

アナタのお家なんですから、しっかりアナタのものにしてくださいね。

自宅で自分の世話もできない大人なんて、今後絶対流行しませんから。(執筆者:徳田 仁美)

《徳田 仁美》
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徳田 仁美

徳田 仁美

関西地方都市在住の30歳代主婦。某私立大学文学部卒。「良いものを長く使う」「不健康が最大の損失」「家族円満は無料で最大の幸福」を心がけて、主婦業を営む。夫の収入で家計を管理する、現在は2児の母。子だくさんでも成立する家計を模索。家計とは別に、結婚前の貯金を株式投資やFXなどで運用する。投資歴は8年程度。最近は新しい時代を作ってくれそうな企業に注目している。 寄稿者にメッセージを送る

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