吸水スピードが速く、防菌や消臭効果のある珪藻土バスマットをご存知ですか?
天然素材の珪藻土でできたバスマットで、濡れた足で乗っても数秒後には足裏がサラサラになるという特徴があります。
我が家は3か月ほど珪藻土バスマットを使っているので、今回はメリットとデメリットについてご紹介します。
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目次
珪藻土バスマットとは
珪藻土とは藻の一種で、珪藻の殻の化石からできた堆積物のことです。
吸水・吸湿・放湿の特徴を持っており、珪藻土バスマットは薄い石のような見た目です。
表面に微細な穴が無数に開いていて、半永久的に水分を吸収して放出するという自己呼吸を行っています。
珪藻土バスマットは、吸水力の高さが話題となり、数年前からじわじわ人気を集め、現在はアマゾンや楽天市場などのネットショップ、ニトリなどのインテリアショップで購入することができます。
珪藻土バスマットのメリット
珪藻土バスマットには、次のようなメリットがあります。
感動するほどの吸水力
吸水力が高く、濡れた足で乗っても数秒後には足裏がサラサラになっています。
乗った瞬間は、足跡がバスマットの上につきますが、すぐに吸水と放湿が始まり、1分~数分後には足跡が消えます。
この特性は布製のバスマットにはないため、布製に比べると毎日快適に使用することができます。
洗濯不要
珪藻土バスマットは洗濯不要で繰り返し使えます。
使っていないときは、日の当たらない場所に立てかけて乾かすだけでOKです。
防菌・消臭効果でずっと快適に使える
常に呼吸するように水分を吸収して放出しているため、表面はいつも乾いた状態をキープしています。
ダニや雑菌が繁殖することなく、ずっと衛生的に使用できます。脱臭効果があり、臭いもありません。
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珪藻土バスマットのデメリット
一方、デメリットもあります。
重い
布製のバスマットをずっと使っていた方が、初めて珪藻土バスマットを手にしたとき、最初に抱く感想が「重い」でしょう。
珪藻土バスマットは、その名の通り土でできているのでなかなか重いという特徴があります。1枚で2~3kgあります。
扱い方が悪いと割れる
珪藻土バスマットは板状の石なので、扱い方が悪いと欠けたり、割れる恐れがあります。
重いので移動させるときは手間かもしれませんが、そっと動かすようにしましょう。
汚してしまうとお手入れが大変
お湯など無色透明の液体であれば、乾くと何も残りませんが、色水の場合シミとなって残ります。
ちょっとした汚れは水をつけてこすれば取れますが、洗剤は使わないほうが無難です。
洗剤を使うと表面の目につまり、吸水力が落ちたりカビが発生する原因になります。
冬は冷たく感じる
夏は毎日快適に使える珪藻土バスマットですが、冬は気温の影響で冷たく感じます。
これは、珪藻土の特性上仕方がありません。
脱衣場をヒーターなどで温めておくと、珪藻土バスマットの冷たさも和らぐかもしれません。
珪藻土バスマットを3か月使用してみた感想
我が家では、9月に3,000円弱の珪藻土バスマットを購入しました。布製バスマットだと3枚ほど買える価格です。
3か月使用した結果、値段以上の快適さがあったと思っています。
濡れた足で乗っても、みるみる吸水してくれてすぐにサラサラになったという快適さが大きいです。
この快適さは、一度使った人しか味わえないのが残念ですが、初めて使うと「何これ!?」と驚かずにはいられないほど、高い吸水力を持っています。
お手入れについては、日中、脱衣所に立てかけて乾かすことしかしていません。
一度も洗っていませんが、変色やカビ、臭いなどは発生していません。
布製バスマットに比べると、お手入れがかなり楽になった印象があります。
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100均でも売られている珪藻土
最近は、100円ショップにも珪藻土のアイテムが売られています。
珪藻土コースターや歯ブラシ置き、ソープトレイなどで、高級感のあるものばかりです。
珪藻土の吸水力を気軽に試してみたいという方は、100均アイテムから挑戦してみるといいかもしれません。
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まとめ
珪藻土バスマットは布製のバスマットに比べると高いですが、お値段以上の快適さがあり、コスパもいいです。
布製のバスマットを使っていて、洗うのが面倒、カビや雑菌、臭いが気になるという方はぜひ使ってみてください。(執筆者:垣内 結以)