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海外のATM
海外旅行の時、両替よりクレジットカードで海外キャッシングがお得です。
海外のATMなら
・ 両替手数料がない
・ 為替レートで現地通貨が手に入る
さらに必要な分だけ引き出せるので、「安心・安全」というメリットもあります。
帰国後、繰り上げ返済すればキャッシングの利息を減らせ、もっと節約できます。
実は、海外旅行ベテランの人ほど、海外キャッシングを利用しています。
私も日本と海外を行き来する生活を5年していますが、便利で簡単なのでよく利用しています。
クレジットカードで違いはある?
では、カードキャッシングは、どのカードを利用しても同じなのでしょうか?
カード会社によって、手数料や為替レートに違いがあるかもしれません。
今回、私の持っている3枚のクレジットカードで比較検証してみました。
2. ANAカード(JCB)
3. イオンゴールドカード(VISA)
の3枚を使って、中国のATMで現地通貨(人民元)を引き出します。
条件がすべて同じになるように、同じ日に同じATMで連続3枚のカードで、100元を引き出してみます。
今回は、2/13と2/14の2日間中国のATMで引き出してみました。
為替レート 1人民元
2/13 17.281円
2/14 17.101円
2/15 16.924円
1. 楽天カード(JCB)
2/13 1,710円:2/14日の為替レート反映
2/14 1,692円:2/15日の為替レート反映
2. ANAカード(JCB)
2/13 1,732円 (手数料22円):2/14日の為替レート反映
2/14 ,1713円 (手数料21円):2/15日の為替レート反映
3. イオンゴールドカード(VISA)
(ATM利用手数料108円×2日分)
2/13 1,728円(リボ払い手数料40円)
2/14 1,716円(リボ払い手数料39円)
米国VISA決済センター送付した売り上げデータを集中決済した際の交換レートに、海外利用コストとして1.6%プラスした為替レートがかかるそうです。
検証結果報告
3枚のカードで同じ金額100元を引き出したのですが、手数料に微妙な差があることがわかりました。
特にイオンゴールドカードは海外利用コストとして1.6%プラスした上乗せ為替レートの上に、1回利用ごとにATM利用手数料108円かかります。
そして、キャッシングはすべてリボ払いになるので、リボ払い手数料が加算されてしまいます。
注目は楽天カード
手数料がなく、為替レートと全く同じ金額で引き出すことができることが分かりました。
私の楽天カードはキャッシングも一回払いなので、わざわざ繰り上げ返済しなくても利子がかかりません。
たった2回引き出しただけですが、イオンゴールドカードと比べて、240円の差です。引き出す金額が大きいほど、この差が広がります。
利用前に注意するべきこと
クレジットカードのキャッシング機能を利用するので、事前にキャッシング機能が付帯しているか確認しましょう。
カード会社のマイページにある「ご利用可能額照会」で確認できます。
キャッシングの項目で「ご利用可能枠が0円」または「可能枠の表示がない」なら、そのカードはキャッシングできません。
あらかじめカード会社でキャッシング機能の申請が必要です。
手持ちのカードをチェック
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今回の検証では、
なことが分かりました。
キャッシングの利子もなく、両替にかかる手数料が全くかかりません。
為替レートそのまま、現金を引き出すことができます。
もし海外にたびたび行くなら、自分の持っているカードで海外キャッシングの比較検証してみるのもおすすめです。(執筆者:桜井 まき)