2018年3月24日より、東京メトロでは「メトロポイントクラブ」(愛称 : メトポ)を導入しました。
「メトロポイントPlus」との違い、メリットや注意点なども紹介します。
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目次
PASMOで乗ってポイントゲット、たまったポイントをチャージできる「メトポ」
登録した交通系ICカード「PASMO」を使って東京メトロに乗車すると、ポイントがたまります。
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ホリデーポイント : 土日祝日の乗車で1日あたり7ポイント
ボーナスポイント : 10回/月の乗車で10ポイント
デイリーポイント、ホリデーポイントは、1日に何度乗車しても1日あたりのポイント数は変わりません。
ただし、ボーナスポイントの乗車回数にはカウントされます。
たまったポイントは、10ポイント = 10円単位で、PASMOにチャージすることができます。
「メトロポイントPlus」との違いは?
東京メトロのポイントサービスは、メトポ以外に「メトロポイントPlus」があります。
似たようなポイントサービスですが、以下のような違いがあります。
表をご覧ください。左が「メトロポイントPlus」、右が「メトポ」です。
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メトロポイントPlusはTo Me CARD保有者限定のサービスですが、メトポはPASMO保有者(小児用PASMOを含む)ならば誰でも受けられるサービスです。
メトロポイントPlusの方がもらえるポイントは多いですが、頻繁に東京メトロに乗車する人ならば、メトポでも結構ポイントはたまります。
To Me CARD会員は二重取りが可能
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To Me CARDにはPASMOが標準搭載されています。
よって、To Me CARD会員は、メトロポイントPlusとメトポの二重取りが可能です。
つまり、以下のようにポイントをゲットできるのです。
土日祝日乗車 : 13~47ポイント
10回/月乗車 : 10ポイント
対象自販機・店舗 : 1~2ポイント
例えば、To Me CARDソラチカカード会員が、毎日1回(月30日と仮定)東京メトロの対象乗車を行ない、その都度自動販売機で130円のジュースを購入すると、メトロポイントPlusとメトポの合計で、1か月でこれだけのポイントがたまります。
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ゴールドカードは、乗車ポイントや対象自販機・店舗での購入ポイントがさらに多いので、メトポと合わせるならば最強のカードです。
メトポの注意点
メリットばかりに思えるメトポですが、注意点もあります。
利用には多機能券売機が必須
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メトポの仮登録はインターネットから可能ですが、本登録を済ませるには多機能券売機での手続きが必須です。
また、たまったポイントをPASMOにチャージするのにも、多機能券売機を使わなければなりません。
ちょっと面倒ですね。
「メトロポイントPlus」と「メトポ」でたまったポイントは、使い道が異なる
「メトロポイントPlus」と「メトポ」は、似て非なるポイントサービスです。
メトロポイントPlusでたまったポイントは、ANAマイルや楽天スーパーポイントに移行できますが、メトポでたまったポイントはPASMOへのチャージにしか利用できません。
定期券区間・企画券区間乗車はポイント付与の対象外
メトポに登録して東京メトロに乗車しても、ポイント付与対象外の区間があります。
まずは、定期券で乗車した区間です。
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例えば、上野~日本橋(銀座線)の定期券を持っている人が、上野~日本橋間で何度乗車をしても、メトポの対象とはなりません。
上野~乃木坂(銀座線 → 千代田線)を利用した場合は、日本橋~乃木坂間がメトポの対象となります。
定期券区間メインの人はメリットがあまりありませんね。
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また、「東京メトロ24時間乗車券」、「小田急東京メトロパス」などの企画券で乗車した場合も、メトポの対象外です。
他に、To Me CARDは年会費が2000円かかるという大きなデメリットがあります。
メトポの登録をしておいて損はなし!
登録やチャージが多少面倒で、定期券乗車がメインの人には、メトポの恩恵があまりありません。
それでも、定期券区間以外の乗車ならばポイントがたまりますので、登録しておいて損はありません。
To Me CARD会員はポイント二重取りも可能ですので、両方登録しておきましょう。(執筆者:角野 達仁)