子育てが終わり第二の人生が始まったことを自覚した筆者は、人生の後半に向けてライフスタイルをシフトチェンジする必要があることに気づきました。
そこで、これからの人生をより充実させるために始めたことをご紹介します。
目次
1. 健康維持への投資を強化する
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何よりも先に始めたことは「健康維持への投資」です。
年を重ねて体力や回復力の衰えを感じており、
と思うようになったからです。
「早期発見・早期治療」をモットーに
毎年受けている健康診断の継続はもちろん、半年に1度は歯科検診にも行くようにし、早期発見・早期治療を旨としています。
また、老後の寝たきりや認知症予防のため、以前からやっていたウォーキングに加え、安い公営ジムで筋トレなどを行っています。
おかげで以前より体調を崩すことが減りました。
健康はお金に換えられません
維持費用は必要経費として最優先させるべきだと思います。
また、そうすることで、将来にわたり医療費を最小限に抑えることができ、一石二鳥なのではないでしょうか。
2. 老後資金をためる
子供が自立すると、教育費など子供にかけていたお金がだいぶ浮きます。
しかしその分はできるだけ貯蓄や積立NISAなどに回しています。
年を取ると予期せぬ病気で多額な医療費がかかるリスクが増えます。
また、お祝儀や香典などの冠婚葬祭の費用もばかにならず、古くなった家のリフォームも必要です。
それに備える意味でも現役のうちにお金をためておき、
だと思っています。
人生を楽しむお金も欲しい
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せっかく子供が自立して時間もできたのですから、人生を楽しむお金も欲しいところです。
そこで、老後に備えた貯蓄とは別口で積立を行い、そのお金は旅行などの資金にしています。
消費行動の見直し
・安物買いをせず長く使えそうなものを吟味して買う
これらは以前家計を大幅に見直した時に始めたことです。
老後は夫婦ともに家にいる時間が長くなり、これまで以上に住環境を充実させることが大切です。
リフォームのほかにも寝具を軽い羽毛布団にするなど、より快適に生活できる住環境にお金をかけたいと思います。
その分、衣料などは極力買わないようにする、これまで以上に外食の回数を減らすなどの工夫を行っています。
3. ボランティアで地域社会と親しむ
子供が自立してからは時間にも余裕ができたので、地域と密着したボランティアも始めました。
・ イベントのお手伝い
・ 隔週で行う公共機関の案内
などを行っています。
ボランティアは習い事よりもお金がかからないのが利点です。

隣近所と良好な関係を築く
隣近所とのおつき合いは、つかず離れずの距離で良好な関係を保っています。
ご近所関係は近づきすぎても距離を置きすぎてもうまくいきません。
その距離感を図るのはなかなか難しいことですが、この歳になるとなんとなくそれがわかるようになってきます。
孤独死のリスクに備える
年を取ると、地域社会とのつながりがある人ほど孤独死のリスクは減ります。
将来夫婦のどちらかが亡くなり、ひとりになった時ほど地域とのつながりが重要です。
その意味でもボランティアを続けていく意味はあると思っています。
また、さまざまな年齢層の仲間とのつながりを持ちながら、コミュニケーションを楽しむことができます。
仕事と違い、気楽な気持ちで無理なくできるのも良い点です。
4. 後半の人生に布石を打つ
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現役時代より収入が大きく減る高齢期に備え、必要な時に必要なお金を出せる程度の貯蓄を今から行うことが必要不可欠です。
しかし、健康や人とのつながりはお金では買えません。
だからそのために必要な費用は惜しまず出し、人生の後半を健康に楽しくすごしていける布石を打つ必要があると思います。
子育てが落ち着く50代は、人生の棚卸しをするのに最適です。
忙しい中そのようなことを考える暇はないかもしれませんが、ほっと一息ついた時などに夫婦でそのような話をしてみてもよいのではないでしょうか(執筆者:大岩 楓)