家事も育児も頑張りつつ「働こう」と決断したのに…仕事が思うように決まらないと、辛いですよね。
そんなことはないのだけれど、何だか自分を否定されたような気分になったりして。筆者にも覚えがあります。
主婦でありママである女性の就職は、独身の頃とは見極めどころが異なります。
今回は子育てママのお仕事ゲット法、4つのチェックポイントをご紹介します。
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目次
1. 条件を限定していませんか?
家庭を持つ主婦が仕事を始めるとき、まず考えるのは、勤務場所や時間など雇用条件についてではないでしょうか。
家族に不自由な思いをさせたくない…という思いから、自宅を拠点に仕事を探していることが多いと思います。
なかなか採用に巡り合えないときは、少し視点を変えてみましょう。
「自宅から多少距離はあるものの勤務時間が短い」と「近くても拘束時間が長い」という2つのケースは自宅にいる時間はかわらないことがあります。
賃金は地域によって、職種によってかわることもあります。
「おおまかな時給×働けそうな時間」を調べたうえで、対象地域を再検討してみましょう。
また自宅だけを拠点に考えるのではなく、子どもがまだ小さいなら、学校や幼稚園、預け先の近くで探してみることも一案です。
通勤に少し時間がかかっても、子どもとコミュニケーションをとる時間として有効活用できます。
ただ、子どもは年とともに大きくなるものであり行動範囲も変化します。
主婦にとって通勤時間は、生活全般に大きな影響を与えるものです。
負担になりすぎない距離に止めるよう、注意しましょう。
他にも勤務する時間帯を、朝早い時間や夕方から夜などに変えてみることも考えどころ。
最近ではコンビニやスーパー、ドラッグストアなど営業時間も店舗によって様々です。
子どもが大きくなると、帰宅時間は塾や部活の都合により遅くなる傾向があります。
一般的に主婦が働きにくい時間帯は、採用ゲットの穴場です。
条件を固定し過ぎず、柔軟に探してみてください。
2. 「もしも…」対策はしていますか?
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子育てママが面接時によく問いかけられるのは、「お子さんが熱を出したらどうされますか」ということです。
子どもの病気は、誰しも予測できる事態であり、仕方がないことです。
あえて企業が面接で聞いているのは、実際にどのような対策をとるのかだけでなく、仕事に責任を感じている人材どうかを見極めるという側面もあるともいえるでしょう。
子どもにも職場にも不都合が生じることは重々わかっているにもかかわらず、解決策を見出しておかなかったことは、評価を下げることにもなりかねません。
たとえ具体的な方法を提示できなかったとしても、前向きな姿勢を示せたら、仕事に対するやる気は評価されるでしょう。
家族や実家だけでなく、ママ友、行政支援など頼れる方法を探っておきましょう。
3. 職業を決めていませんか?
仕事探しをするとき、これまでの自分の職業体験だけで職種を選択していないでしょうか。
主婦となりママとなった経験から、独身の頃と比べると実はチャレンジできる幅は広がっているのです。
どうせ仕事するなら、自分の「好きなこと」「やってみたかったこと」にチャレンジしてみましょう。
毎日の家事労働でも主婦は、料理、掃除、洗濯、接客と様々な仕事をこなします。
例えば「料理好き」なら、そのものずばり飲食店で働くことをメインに考えがちですが、食材の専門店など小売り業、産地で栽培に関わるのも一つの方法です。
また関わりたいターゲットを絞るのも、やりたい仕事に巡り合いやすい考え方の一つ。
「人に喜ばれる仕事をしたい」としても、高齢者なら介護職、子どもなら保育や学童、各習い事などが思い描けます。
興味のある分野と関わりたいターゲットを絞っていくことで、自分の目指したい道がみえてくるかもしれません。
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すると、今の自分に足りないスキルが浮かび上がりやすくなります。
また面接の際にも、自分の「好きなこと」「やってみたかったこと」なら、話すのが苦手な人も説得力のある会話を導く要素になります。
自分の得意分野がわからない…というなら、ご家族に相談するのもいいでしょう。
意外に子どもの視線は正直であり、厳しくもあります。
4. 自分のセールスポイントを言えますか?
就職活動において、面接は自分という商品がいかに魅力的なものか、企業にプレゼンテーションすることです。
かつてはバリバリ働いていたとしても、社会が求めるスキルは変化しています。
ましてや家庭に入って時間がたてばたつほど、自信がなくなるのも無理のないことかもしれません。
でも、振り返ってみましょう。
というのも主婦は、家庭では夫や子どものほか自身の父母、義父母と関わり合い、色々な出来事に日々対応しています。
家の外では子どもの学校関係や近所の人など、性別も年齢層も、考え方も異なるコミュニティに対しても自分の役割を果たしています。
つまり色々なタイプの人に対して、自分や周りの状況を判断し、冷静に対応処理が出来るということです。
そんな人材は企業にとっても、魅力的といえるのではないでしょうか。
雇用主の求める能力を検討し、自分が体験してきた活動と照らし合わせ、どのように現場に生かせることができるか、考えてみてください。
さいごに
家庭を持ち、子どもがいる女性が働くのは、肉体的にも精神的にも大変です。
しかし、人が新たな挑戦をし、スキルを積んでいくのは間違いなく素敵な魅力となります。
あきらめないで、がんばりましょう。(執筆者:吉田 りょう)