貯金や家計簿など、続けたいのに続かない習慣ってありませんか?
「コツコツためられる人は忍耐力があるんだ」と思われがちですが、続けている人ほど努力や我慢で乗り切るのではなく、楽に習慣化できるコツを知っています。
本記事では忍耐力に頼らない「続ける秘訣」をご紹介します。
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目次
自動化できない習慣はどうする?
確定拠出年金や自動引き落としによる積立貯金など、貯蓄方法に一度設定してしまえばあとは自動的にたまっていく仕組みがあります。
お金があればあるだけ使ってしまうという方は、自動化できる仕組みを活用して貯金するのが一番楽で確実です。
一方、500円玉貯金や小銭貯金、家計簿をつけるなど自動化できない習慣は、続けるとなるとハードルが高いと感じてしまいます。
習慣化できない理由
続けたい習慣があるのにどうしても続かないという人は、我慢や忍耐力が必要だと思っていませんか?
貯金はコツコツためることが基本なので、努力して続けるイメージがありますが、続けるのが苦しいのであればどんなに忍耐力がある人でもいつかは挫折してしまいます。
自分の忍耐力に頼るのではなく、どうすれば忍耐力に頼らず楽に続けられるようになるのかを考えることが大切です。
無理なく習慣化させるコツ
我慢や忍耐力に頼らなくても習慣化できるコツをご紹介します。
作業をできるだけシンプルにする
続けたい習慣はできるだけシンプル化しておき、ストレスを感じさせないようにしておくのがポイントです。
・ 財布の中の小銭はとりあえず全部貯金箱に移す
など、あまり考えずに行動できて、やることが少ない状態にしておくと労力をかけずに続けられるようになります。
毎日のルーティンワークとセットにする
「いつの間にか忘れてしまう」
という方は、毎日必ずやることとセットにしておきます。
例えば、
・ 歯を磨く前に財布の整理をする
などです。
お風呂や歯磨き、ゴミ出し、掃除、スキンケアなどすでに毎日やっている習慣の前後に続けたい習慣をくっつけておくと忘れません。
とくに「お風呂に入る前に家計簿をつける」と決めておけば、家計簿をつけないとお風呂に入れないので半強制的に習慣化します。
ひとつずつ定着させていく
一度に多くのことをやろうと中途半端になってしまうように、習慣化させたいことも同時にやろうとするとうまくいきません。
とくに習慣化させたいことは何なのかをひとつに絞って、数週間続けることができたら次の新しいことを始めるなど、ひとつずつ定着させるようにしてください。
必要な道具は目につく場所に置いておく
家計簿や貯金箱などを目につく場所に置いておくと、見ただけで続けたかった習慣を思い出せます。
我が家でも家計簿は本棚ではなく、雑貨を入れている収納ラックの一番手前に置き、1秒で取り出せるようにしています。
本棚に他の本と一緒に収納しておくと、取り出すときに探す時間がかかったり、他の本が気になって読みだしてしまうことがあります。
目につく場所、かつすぐ取れる場所に置いておくと、習慣化のハードルが低くなります。
月1作業はイベントとしてスケジュールに組み込む
ATMでお金をまとめて出金する、家計簿の集計をするなど、月に1回くらいしかやらない習慣は、「この日にやる!」と決めてスケジュールに組み込んでおきます。
手帳やカレンダーに書いておき、イベント扱いして忘れるのを防ぎましょう。
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まとめ
習慣化したいことは、習慣づける前に楽にできるようひと工夫しておくことが大切です。
今回ご紹介した習慣化のコツは、貯蓄や家計管理などお金に関する習慣だけではなく、ダイエットや勉強などにも応用できます。
努力や我慢で乗り切るよりも、楽に続けられる方法を選びましょう。(執筆者:垣内 結以)