日本人は老後を心配して貯金をする人が多い傾向があります。
実はこの質問は漠然としていて、特定の答えはなく、何となく不安と感じている日本人が多いのです。
今回は、イギリスと日本の老後に対しての考え方の違いを明らかにしていきたいと思います。
目次
老後を不安に思うのは日本人だけ?
日本人が老後を不安に思うのは、日本人の文化から来ている傾向があります。
「事故に遭って病院に通う必要があるときのために、貯金をしておこう」
など、日本人は出来る限りのことを何かが起こる前に対応して保険をかけておく傾向があります。
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一方、イギリス人は事が起こる前に備えておくという考え方は、主流ではありません。
もちろん、個人によってお金に対する考え方は人それぞれですが、十分な貯金があるにも関わらず、ケガや病気に備えて貯金をしておく考えは稀でしょう。
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貯金がないと何に困る?
というと自分の生活に介助が必要になったときに、入院や通院、介護老人保健施設にお世話になるのにお金がかかります。
しかし、年金を支払っていれば、基本的には食費にまでお金が回らないということにはならないはずです。
怠けものなのか、イージーゴーイングなのか
働きアリのように真面目に働く日本人からすると、働く能力があるのにリラックスして楽に生きているイギリス人が、キリギリスのように思えてしまうときがあります。
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日本の労働環境問題
日本の労働環境はとても厳しく、仕事でうつになる人も多いです。
最近では、ブラック企業に焦点があてられたりと少しずつ日本の職場環境は改善傾向にあります。
しかしそれでもまだ、周囲の顔色を伺いながら働く姿勢や、有給休暇に対する周囲からの視線はすぐに変わっていくものではありません。
身を粉にして働くことが美徳とする日本人の心は美しいのでしょうが、働き者が損をしていないか心配になります。
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良い人生の価値観とは
日本は働くことに対して、とてもモチベーションが高い国民性があります。
職場で社会人として認められてこそ、一人前とする風潮があります。
しかし仕事を優先するあまり、おざなりになってしまっているものがないかもう一度考え直してみましょう。
家族と過ごす時間や、リラックスする時間に重きを置くイギリス人の価値観に学ぶところもたくさんあります。
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日本人の勤勉な性格は、非常に仕事に向いています。
日本のテクノロジーや、ミスのない緻密な仕事ぶりは、世界でも高く評価されています。
しかし、その傍らで何かを犠牲にしていないかは再確認したいところです。(執筆者:森 亜美)