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CMが話題の「RIZAP」の株は買いか? 筆者が特徴と今後の株価を分析してみました。

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CMが話題の「RIZAP」の株は買いか? 筆者が特徴と今後の株価を分析してみました。

ビフォー・アフターのCMが話題のRIZAP

誰もが一度は「やってみたい!」と思うのではないでしょうか。

「さぞかし儲かっているのでは?」
「でもダイエットが成功したら、みんな退会するかも?」

そんな疑問から投資対象としての魅力を調べてみました。

RIZAP

≪画像元:RIZAP

会員数は年々増加

RIZAP会員数は増加の一途を辿り、今年2月に10万人を突破しています。

2013年には10店舗しかありませんでしたが、2018年3月期時点で149店舗まで増加しました。

利用者層については、20~40代のイメージを持っていたのですが、梅沢富美男さんのCM効果で中高年層の問い合わせが2.64倍になり、中高年層市場も開拓しつつあるようです。


≪動画元:RIZAP

ダイエット終了後には「ボディマネジメントプログラム」

短期間のダイエット終了後のプログラムが、きちんと用意されていました。

2017年に開始された「ボディマネジメントプログラム」は生活習慣を改善するためのプログラムで、2017年7月にスタートしています。

今年5月時点では、2017年12月時点の約3.9倍(人数は不明)とのこと。

このサービスが始まってからは、ダイエット終了後も退会しない人が増えてきているようです。

ライザップのボディマネジメントプログラム

≪画像元:RIZAP(pdf)

「人生100年時代」の健康サポート企業No.1を目指している

ダイエット終了後のサポートからも分かるように、RIZAPは短期的なダイエットから「人生100年時代」における健康管理まで事業領域を広げているのが見えてきます。

法人向けのプログラムや「健康と美容にコミットするランチ」のフード事業、また自治体との取り組みでは、医療費削減を目的として「体年齢が若返った人数によってRIZAPに報酬を払う」という新しい手法も開発しています。

「人生100年時代」では、何よりも健康が重要。

その点から考えると、RIZAPの事業は今後ますます必要とされるのではないでしょうか。

RIZAP事業で売上は157%増

2018年3月期のRIZAP事業の売上は、前期比157%増という驚異的なスピードで成長しています。

また2019年3月期の売上は、150%増となる見込みです。

RIZAP事業で売上は157%増

もう一つの成長エンジンはM&A

私たちの知るRIZAP事業のほかに、M&Aという成長エンジンを持っています。

アパレル関連」、「住関連ライフスタイル」、「エンターテイメント」という事業領域があり、数多くの企業を次々とRIZAPグループ傘下に収めているのです。

ライザップのもう一つの成長エンジンはM&A

グループ企業はここでは書ききれませんが、上場しているグループ企業は9社です。

(1) マルコ[9980]
女性用補正下着販売

(2) ぱど[4833]
フリーペーパー発行

(3) 夢展望[3185]
レディースアパレル販売

(4) ジーンズメイト[7448]
ジーンズ販売

(5) 堀田丸正[8105]
レディースアパレル卸売

(6) イデアインターナショナル[3140]
インテリア雑貨製造卸・小売

(7) パスポート[7577]
雑貨小売

(8) ワンダーコーポレーション[3344]
エンターテインメント商品小売

(9) SDエンターテインメント[4650]
アミューズメント事業

これらの会社は、グループ入りするまで業績が思わしくない企業がほとんどです。

一見お互いに関連のなさそうな事業もありますが、RIZAP事業とのシナジー効果によって業績が急速に改善しています。

その結果、2018年3月期のRIZAPグループの業績は6期連続増収、5期連続の増益となり、2019年3月期はさらに大幅な増収増益の見込みです。

株価や配当・優待は?

株価:1,603円
売買単位:100株
必要投資金額:16万300円
1株当たりの年間配当:12.51円
配当利回り:0.78%

優待内容:
株数に応じて付与されるポイントに応じて、カタログから商品を選択
100株以上:4,000ポイント
200株以上:6,000ポイント
400株以上:1万2,000ポイント
800株以上:2万4,000ポイント
※1万2,000株以上については省略
※ポイントは最大3年間積み立て可

注目すべきは、上場市場が「札幌アンビシャス」で、他の市場には上場していないという点です。

証券会社によっては、地方市場の取り扱いがない場合もあります。

ネット証券では、SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、松井証券で取り扱っています。

時価総額は4,411億円で、東証1部上場の銘柄でいえば、新生銀行やロート製薬などの大手企業と同じくらいです。

東証1部への鞍替えが期待されており、実際に鞍替えとなればこれまで以上に取引が増えるでしょう。

2017年前半は500円ほどだった株価は、2017年11月に高値3,090円を付けました。

短期間で上昇・下落をしています。

配当利回りはそれほど高くありません。

ですが、配当性向20%と設定しているので、今後利益が増えれば配当も増えます。

優待は魅力的で、グループ企業の増加に伴って選択できる商品数が増え、約300商品となっています。

ライザップ製品はもちろん、女性が好む雑貨類が非常に多いのが特徴です。

ライザップの株主優待

≪画像元:RIZAP

まとめ

個人的にはRIZAPグループの株に魅力を感じています。

値上がりへの期待と優待、将来的には増配も期待できると思っています。

いずれ東証1部へ移ることがあれば、より多くの投資家に買われるかもしれないという期待を込めて、札幌アンビシャス市場にいるうちに投資してみたい銘柄だなと感じました。(執筆者:高橋 珠実)

《高橋 珠実》
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高橋 珠実

高橋 珠実

1982年生まれ。大学で中国語を勉強し、1年間の中国留学を経験。学生時代から株に関心があり、卒業後は証券会社に入社。5年勤めたのち、呉服業界に転職。子どもの頃からの夢だった「何でもない日にきものを着る」という夢を叶える。結婚・出産を経てフリーライターに転身。独身時代は中国株などに短期投資をしていたが、結婚後は長期投資に変更。日々の生活の中から優良銘柄を探すのが趣味。 寄稿者にメッセージを送る

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