買ったときは安い! 便利! と思っても、用途が限定されて不便だったり、すぐにこわれたり、よくよく考えたら「安物買いの銭失い」だった便利グッズはありませんか?
今回は、私が心底「買って得した」と感じている日々のお手入れグッズを3つ紹介させてください。
いっときの消耗品として考えると少々値が張りますが、どれも丈夫で長く使えるので、間違いなくコスパはいいはずです。

目次
衣類ブラシはカシミアの毛玉もほぐしてくれます
カシミアの毛玉、スーツやコートのケバ立ち。
あきらめてシーズンオフのクリーニングまで放置するのはもったいない!
せっかく気に入っているのなら、お手入れしながら、たくさん着てあげましょう。
豚毛や馬毛の衣類専用のブラシが1本あれば、ニット類の毛玉はきれいにほぐれていきます。
(豚毛の衣類ブラシ)

(馬毛の衣類ブラシ)
ペタッとした袖口もフワッとやわらかになりますよ。
スーツやコートも、繊維が整うとツヤを取り戻します。
衣類ブラシをかけるのを習慣にすると、毎回花粉とホコリを払い落とせるので、ひどく汚さない限り、スッキリした状態を保てます。
我が家の場合は、コートのクリーニング回数自体が減りました。
毛玉取り機はコスパ重視できちんとしたものを
普段着にも毛玉はできます。
特に、トレーナーの脇の下から胴回り、スウェットの股の部分には要注意です。
靴下やタイツの毛玉も恥ずかしいですね。
100均の毛玉取り機を愛用している方も多いと思いますが、正直あまりおすすめしません。
というのは、私も長いこと100均毛玉取り機の愛用者でしたが、生地に穴が開いたことや、こわれて買い替えた回数が数知れないからです。
1,000円以上の毛玉取り機なら、生地をいためず毛玉だけを取り除けます。
充電式のコードレスが人気ですが、家族の分まで何着も毛玉取りをする主婦には、直接コンセントにつなぐコード式の方が安心かもしれません。
(充電式のコードレスタイプ)

(コンセントにつなぐコード式タイプ)

包丁から真珠まで? セーム革のクロスは万能選手
セーム革とは鹿の皮をなめしたもので、洗って何度でも使えるクロスです。
メガネやカメラレンズ、液晶画面の拭き取り、包丁やハサミのキレ味までよみがえらせる万能選手。
また、宝飾店や時計店では、昔からお手入れクロスとして有名で、ゴールドやプラチナはもちろん、銀細工やデリケートなジュエリーにも使われています。
汚れと皮脂はスッキリ取れるのに、研磨成分はいっさい含まれていないため、本来なら専用のクロスを用意しなければならない真珠、オパール、サンゴにも安心して使えます。

最後に余談ですが、衣類や貴金属のお手入れは無心になれるからなのか、終わるとものすごくスッキリします。
案外ストレス解消にもなるようです。(執筆者:白戸 春)