2018年の夏は記録的な猛暑となりました。
中部地方を中心に、場所によっては猛暑日である最高気温35度以上の日数が30日を超え、猛暑によって多数の死者が出るなど、住人の健康や安全が脅かされています。
大家として物件を運営していく上では、住宅における暑さ対策、省エネ対策が必要となっています。
そこで不動産物件を運営する上で、大家として取り組める省エネ対策には何があるかを考えてみました。

目次
1. 断熱性の高い壁の厚い住宅を建てる、選ぶ
省エネ対策に最も効果が高いのは、断熱性の高い住宅を選ぶことです。
物件を購入するまたは自分で建てる時には断熱性の高い住宅を選ぶようにしましょう。
国でもこういった省エネ性の高い住宅建築を推進しており、条件を満たした住宅は、固定資産税などの優遇措置が受けられたり、ローン金利が安くなるケースもあります。
また建物の寿命も長くなるため、機能面だけではなく、ランニングコストの面などでも断熱性の高い、壁が厚い住宅を建てることは大きな意味があります。
2. 省エネ型の設備や家電を導入する

住宅の設備でできる省エネ対策としては、エネルギー消費量が少ない、資源の消費量が少ない設備を導入することです。
例えばエアコンなどの冷房を導入するときにも、できるだけ消費電力が少ないものを選べば、直接的な省エネにつながります。
また入居者にとっては、毎月の電気代が減るというメリットはあります。
水道関連の設備でも、シャワーやトイレなどで、流す水の量が少ない設備を導入すれば、省エネそして水道だ削減の両方の面でのメリットがあるのです。
省エネ住宅であることをアピールすれば、部屋探しをしている人も、「この部屋に住めば電気代などが節約できる」と感じて、部屋を選んでくれるでしょう。
3. グリーンカーテンなどで暑さ対策を行う
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最もお金をかけずにできる省エネ対策の一つに、グリーンカーテンがあります。
グリーンカーテンとは建物の壁面に蔦を這わせたり、バルコニーやベランダに植物を置いくことで、CO2の排出量を減らします。
また自然のカーテンとして日光を防ぎ、外部の熱が部屋の中へ伝わることを防いでくれます。
こういった取り組みをしているアパートやマンションを見せれば、大家が省エネに対して、高い意識持って活動していることがわかるでしょう。
設備の導入などを行うことなく省エネ対策ができるので、時間があるという大家の方にオススメです。(執筆者:長嶋 茂)